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2022年度に「自律走行式振動ローラ」の試験販売目指す。酒井重工業、熊谷組、JIG-SAWの3社
独自アルゴリズムによる全自動IoTの開発などを手がける「JIG-SAW株式会社」と「酒井重工業株式会社」「株式会社熊谷組」の3社は、熊谷組の施工現場において「自律走行式振動ローラ」を活用した実証実験を昨年末に実施した(写真1)。
今回の実験では、自律走行性能の精度を確認するために、予め生成した目標経路に対してどの程度追従できているか(以下、経路追従性)を確認。その結果、目標経路からのズレは最大20cm程度で、経路追従性能が極めて高いことが確認された(図-1)。
さらに、自律走行と有人作業とを比較するため、試験エリア内で規定転圧回数を6回(ラップ箇所は12回)、横断方向に5レーンを設定。工区全体の面積を100%とした場合、規定6回で転圧された面積は、有人作業では25.9%、自律走行では91.5%と、約3.5倍に向上した(図2)。
また、有人作業では、6レーンの転圧となったが、自律走行では、前述の通り、正確な転圧が可能なため、設定通り5レーンの転圧となることから、自律走行式振動ローラにより、現時点で20%の作業の省力化が可能であることを確認した。今後は2020年度中に自律走行機の試験販売を目指していくという。
今回の実験では、自律走行性能の精度を確認するために、予め生成した目標経路に対してどの程度追従できているか(以下、経路追従性)を確認。その結果、目標経路からのズレは最大20cm程度で、経路追従性能が極めて高いことが確認された(図-1)。
さらに、自律走行と有人作業とを比較するため、試験エリア内で規定転圧回数を6回(ラップ箇所は12回)、横断方向に5レーンを設定。工区全体の面積を100%とした場合、規定6回で転圧された面積は、有人作業では25.9%、自律走行では91.5%と、約3.5倍に向上した(図2)。
また、有人作業では、6レーンの転圧となったが、自律走行では、前述の通り、正確な転圧が可能なため、設定通り5レーンの転圧となることから、自律走行式振動ローラにより、現時点で20%の作業の省力化が可能であることを確認した。今後は2020年度中に自律走行機の試験販売を目指していくという。
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