鴻池組(大阪市中央区)は、深刻化する建設業の熱中症問題解決に向け、建設業界初となる包括的な「酷暑対策ロードマップ」を策定したと発表した。
「建設現場を一番幸せな職場にする」という目標のもと、夏季の長期連続休暇や週休3日制、一定の暑さ指数(WBGT)を超過した場合の作業中止ルールなどを段階的に導入し、持続可能な建設業界の実現を目指す。
建設業における熱中症問題は年々深刻化しており、2020年〜2024年のデータでは熱中症による死傷者数が全産業の約2割、死者数に至っては約4割を占めている。
また、安全面だけでなく経済面への影響も大きい。

気温が33℃を超えると労働生産性は50%まで落ち込むとされており、同社の試算では、屋外で就労する建設労働者約26万人がひと夏に20日間の猛暑日を経験した場合、「消えた労働力は260万人」に相当するという。
一過性の熱中症対策にとどまらず、抜本的な労働環境の見直しが急務となっていた。
今回策定されたロードマップでは、労働時間と安全環境の両面から「6つの核となる施策」が掲げられている。

労働や勤務日数の観点では、8月の3週間集中閉所(または7〜9月での分割閉所)を想定した「夏季連続休暇」の導入をはじめ、「週休3日制」や朝夕シフトを活用する「サマータイム」の設定を進める。
また、安全環境の観点では、こまめな休憩を促す「ウォータータイム」の実施や休憩スペース等の環境整備に加え、「WBGTが33℃を超過した場合は作業を中止する」という明確なルール化も検討されている。
同社はこれらの施策を段階的に導入することで、最も危険な酷暑期における安全性を飛躍的に高めるとともに、技能労働者の処遇改善と業界全体の新規入職者獲得・定着率向上へ貢献していく構えだ。
「建設現場を一番幸せな職場にする」という目標のもと、夏季の長期連続休暇や週休3日制、一定の暑さ指数(WBGT)を超過した場合の作業中止ルールなどを段階的に導入し、持続可能な建設業界の実現を目指す。
気温33℃で生産性は半減。「消えた労働力260万人」の危機
建設業における熱中症問題は年々深刻化しており、2020年〜2024年のデータでは熱中症による死傷者数が全産業の約2割、死者数に至っては約4割を占めている。
また、安全面だけでなく経済面への影響も大きい。

気温が33℃を超えると労働生産性は50%まで落ち込むとされており、同社の試算では、屋外で就労する建設労働者約26万人がひと夏に20日間の猛暑日を経験した場合、「消えた労働力は260万人」に相当するという。
一過性の熱中症対策にとどまらず、抜本的な労働環境の見直しが急務となっていた。
連続休暇やサマータイム、WBGT基準での「作業中止」を徹底
今回策定されたロードマップでは、労働時間と安全環境の両面から「6つの核となる施策」が掲げられている。

労働や勤務日数の観点では、8月の3週間集中閉所(または7〜9月での分割閉所)を想定した「夏季連続休暇」の導入をはじめ、「週休3日制」や朝夕シフトを活用する「サマータイム」の設定を進める。
また、安全環境の観点では、こまめな休憩を促す「ウォータータイム」の実施や休憩スペース等の環境整備に加え、「WBGTが33℃を超過した場合は作業を中止する」という明確なルール化も検討されている。
同社はこれらの施策を段階的に導入することで、最も危険な酷暑期における安全性を飛躍的に高めるとともに、技能労働者の処遇改善と業界全体の新規入職者獲得・定着率向上へ貢献していく構えだ。
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