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デジコン編集部 2026.2.26

戸田建設、国内初の「浮体式洋上風力」運転開始式典を開催。長崎・五島沖に巨大風車8基が始動

CONTENTS
  1. 海に浮かぶ発電所、日本の再エネ史に刻む一歩
  2. 「漁業との共存」を最優先に
戸田建設は、長崎県五島市沖で本年1月より商用運転を開始した「五島洋上ウィンドファーム」の運転開始記念式典を、現地で開催した。

再エネ海域利用法に基づく公募占用計画の認定第1号案件であり、商用規模の「浮体式」洋上風力発電所としては国内初の事例となる。

海に浮かぶ発電所、日本の再エネ史に刻む一歩


本発電所は、海底に基礎を固定する着床式ではなく、海面に巨大な風車を浮かべる「浮体式」を採用している点が最大の特徴である。


出力2.1MWの風車8基(合計16.8MW)が五島の海に並び、遠浅の海が少ない日本において、沖合の風力資源を活用する切り札として期待されている。

式典には岸田文雄 元内閣総理大臣をはじめ、環境大臣や経済産業副大臣など約80名が出席し、国を挙げたプロジェクトとしての重要性が示された。

「漁業との共存」を最優先に


戸田建設の大谷清介社長は式典で、「最も大切にしてきたのは『海との共生』です」と強調した。


本事業は、単に電力を作るだけでなく、風車が魚礁の効果を果たすなど、地元の漁業と共存共栄する「地域循環型社会」のモデルケースを目指している。

五島の風が生むエネルギーが地域の誇りとなり、次世代に豊かな海を引き継ぐための挑戦が、本格的な運用フェーズへと移行した。


WRITTEN by

デジコン編集部

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