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デジコン編集部 2026.2.18

パシフィックコンサルタンツと三英技研、「STRAXcube」にトンネル設計の新機能を実装

CONTENTS
  1. 「建築限界」から「坑口」まで自動化
  2. 設計者の「暗黙知」をソフトに実装
パシフィックコンサルタンツと三英技研(広島県広島市)は2026年2月17日、三次元道路設計ソフト「STRAXcube」に、トンネルのパラメトリック設計機能を新たに実装したと発表した。

パシフィックコンサルタンツが持つ設計現場の課題とノウハウを、三英技研のソフトウェア技術に落とし込むことで開発された本機能は、従来手作業に依存していたトンネル設計プロセスを自動化し、大幅な効率化と品質向上を実現する。

「建築限界」から「坑口」まで自動化


今回実装された機能は、トンネル設計の核心部分をカバーし、手戻りのないスムーズな設計を支援する。

  • 建築限界根拠図作成機能: 道路構造令に準拠しつつ、地域ごとの運用や設計者の思想に合わせて「建築限界」を柔軟に設定可能。若手技術者でも迷わず扱える操作性を実現し、正確な座標データをCADに出力する。
  • シールドトンネル内空断面検討: 道路のカーブなどに合わせて複雑に変化する建築限界を自動で作図。道路計画が変わっても、トンネル断面の検討結果が自動で追従・更新されるため、修正の手間を劇的に削減する。
  • 山岳トンネル坑口位置検討: 3Dの地形データ上で、トンネルの入り口(坑口)の位置をシミュレーション。地形に合わせた形状をパラメトリックに調整でき、複数の設計案を瞬時に比較検討できる。

設計者の「暗黙知」をソフトに実装


本機能の開発背景には、トンネル設計業務における「属人化」の課題があった。

両社は、熟練技術者の経験や勘に頼っていた検討プロセスをソフトウェアの機能として標準化することで、設計精度の向上だけでなく、技術継承の円滑化も目指す。





WRITTEN by

デジコン編集部

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