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デジコン編集部 2026.2.10

古野電気、兵庫県のダムで「水上ドローン」による堆砂測量実証を実施。3D測量で工数を大幅削減

CONTENTS
  1. 準備時間は1/5、精度は「点」から「面」へ
  2. エントリーモデルとしてNETIS登録へ
古野電気(兵庫県西宮市)は2026年2月、兵庫県土木部が管理するダムにおいて、自社開発の水上ドローンボート「FBUSV-1(エフバスブイワン)」を用いた実証実験を実施したと発表した。

マルチビームソナーを搭載したドローンボートが自動航行で湖底を測量し、ダムの維持管理に不可欠な「堆砂量計測」の効率化と3Dマップ化を実現した。

準備時間は1/5、精度は「点」から「面」へ


従来のダム堆砂測量は、有人ボートから錘(おもり)やシングルビームソナーで「点」や「線」を計測する手法が主で、準備や撤収に時間がかかり、精度にも限界があった。


今回の実証実験(青野ダム)では、以下の成果が得られた。


  • 工数削減: 準備・撤収時間が従来の2.5時間から0.5時間へと大幅に短縮。
  • 計測時間短縮: 計測時間も3時間から2時間へ短縮。
  • 高精度化: マルチビームソナーにより広範囲を3Dで計測できるため、堆砂形状を立体的かつ正確に把握可能に。

エントリーモデルとしてNETIS登録へ


使用された「FBUSV-1」は、小型・軽量(約25kg)で扱いやすいエントリーモデルとして開発中。

専門知識が少なくても運用でき、最少2人で作業可能なため、人手不足に悩む土木現場の省力化に貢献する。

現在、国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)への登録申請を進めており、今後はダムだけでなくため池や河川、港湾への展開も目指す。





WRITTEN by

デジコン編集部

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