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デジコン編集部 2026.1.28

安藤ハザマ、自動掘削「AI-ロードヘッダ」を高度化。新機能搭載2機種をトンネル工事現場で長期実証へ

CONTENTS
  1. 「積み込み」と「大型化」で生産性を向上
    1. 積込み機能付きAI-ロードヘッダ「MRH-S200Gi」
    2. 大型AI-ロードヘッダ「SLB-300Si」
  2. 自動運転と遠隔操作も進化
安藤ハザマは2026年1月22日、山岳トンネルの機械掘削工法における自動化・遠隔化技術をさらに進化させ、新機能を付加した「AI-ロードヘッダ」2機種を開発し、実際のトンネル工事現場での長期実証試験を開始したと発表した。

これは同社が推進する「山岳トンネル統合型掘削管理システム(i-NATM®)」の一環であり、三井三池製作所との共同開発によるものだ。

「積み込み」と「大型化」で生産性を向上


今回導入された新型機は、以下の2機種である。

積込み機能付きAI-ロードヘッダ「MRH-S200Gi」


機体後方にコンベヤを装備し、掘削した土砂(ずり)を集めてダンプトラックへ直接積み込むことが可能になった。


これにより、掘削から排土までの一連の作業効率が向上する。大分県の「川下トンネル新設工事」に導入されている。

大型AI-ロードヘッダ「SLB-300Si」


機体を大型化し出力を向上させたことで、高速道路トンネルなどの広い断面でも全断面掘削が可能となった。神奈川県の「伊勢原第一トンネル工事」で稼働中だ。


自動運転と遠隔操作も進化


両機種ともに、従来機(MRH-S200i)から以下の機能が強化されている。



  • 自動運転機能: 汎用的な計測システムで自己位置を短時間で把握し、ドラムの負荷に応じた最適な速度調整を行いながら自動掘削する。
  • 遠隔操作機能: 遠隔室のモニターや「掘削アシストシステム」の改良により、LiDARで取得した周辺データを重ね合わせて表示するなど、状況把握がより容易になった。トラブル時のアラート機能も強化されている。

安藤ハザマは、これらAI-ロードヘッダのシリーズ化を通じて、現場条件に合わせた運用を展開し、山岳トンネル工事のさらなる安全性と生産性の向上を目指すとしている。




WRITTEN by

デジコン編集部

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