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太陽工業、水は防ぎ空気を通す「ブリーザブルシート」を河川復旧工事で全国初採用。堤防の耐久性を向上
大型膜面構造物(テント構造)などを手掛ける太陽工業株式会社(大阪市)は2026年1月22日、同社が開発した透気防水シート「ブリーザブルシート」が、河川復旧工事において全国で初めて採用されたと発表した。
従来の遮水シートとは異なり、「水は通さず、空気(湿気)は通す」という特性を持つこの新素材は、堤防内部の水分を適切に排出することで土構造物の安定性を高め、インフラの長寿命化に貢献する技術として注目される。
河川の堤防や護岸工事において、雨水や河川水による浸食を防ぐために保護シートが用いられるが、完全に水を遮断する素材(遮水シート)の場合、地盤内の水分や空気の逃げ場がなくなり、背面からの水圧でシートが膨れ上がったり、土壌が不安定になったりする課題があった。
今回採用された「ブリーザブルシート」は、外部からの水の浸入は防ぎつつ、内部の湿気や空気は透過させる機能を持つ。

これにより、堤防内部に溜まった余分な水分を自然に排出(呼吸)させることができ、背面水圧の上昇を抑制。
土構造物の強度を維持し、大雨や増水時における堤防の崩壊リスクを低減する効果が期待されている。
太陽工業は、東京ドームの屋根膜などの建築分野で培った技術を土木分野にも応用しており、今回の「ブリーザブルシート」もその一つだ。
近年、豪雨災害が頻発する中で、迅速な復旧と再発防止(強靭化)の両立が求められている。
同社は、施工が容易で耐久性の高い本製品を、全国の河川改修や防災工事に向けて積極的に提案していく方針だ。
従来の遮水シートとは異なり、「水は通さず、空気(湿気)は通す」という特性を持つこの新素材は、堤防内部の水分を適切に排出することで土構造物の安定性を高め、インフラの長寿命化に貢献する技術として注目される。
堤防が「呼吸」して、崩壊リスクを低減
河川の堤防や護岸工事において、雨水や河川水による浸食を防ぐために保護シートが用いられるが、完全に水を遮断する素材(遮水シート)の場合、地盤内の水分や空気の逃げ場がなくなり、背面からの水圧でシートが膨れ上がったり、土壌が不安定になったりする課題があった。
今回採用された「ブリーザブルシート」は、外部からの水の浸入は防ぎつつ、内部の湿気や空気は透過させる機能を持つ。

これにより、堤防内部に溜まった余分な水分を自然に排出(呼吸)させることができ、背面水圧の上昇を抑制。
土構造物の強度を維持し、大雨や増水時における堤防の崩壊リスクを低減する効果が期待されている。
膜技術の応用でインフラ強靭化へ
太陽工業は、東京ドームの屋根膜などの建築分野で培った技術を土木分野にも応用しており、今回の「ブリーザブルシート」もその一つだ。
近年、豪雨災害が頻発する中で、迅速な復旧と再発防止(強靭化)の両立が求められている。
同社は、施工が容易で耐久性の高い本製品を、全国の河川改修や防災工事に向けて積極的に提案していく方針だ。
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