マクニカと奥村組は12月17日、「遮水シート一体型ペロブスカイト太陽電池(PSC)」の実証試験を開始したと発表した。
未活用となっている広大な法面(のりめん)や盛土に、薄型・軽量で柔軟なペロブスカイト太陽電池を設置し、斜面の防災機能強化と太陽光発電の同時実現を目指す。
近年の豪雨災害では、雨水の浸透による地盤の軟弱化が斜面崩壊の主な原因となっている。
今回の実証では、斜面への雨水浸透を抑制する「遮水シート」と、マクニカが提供するフィルム状のPSCを一体化させたモジュールを開発した。
これを奥村組技術研究所内の模擬盛土に設置し、以下の点を検証する。
日本は山地が多く、太陽光発電の適地が限られているが、道路脇の法面などは広大な面積がありながら未活用のままだ。
両社は、柔軟で設置場所に制約の少ないPSCの特性を活かし、これまで設置が難しかった傾斜地や湾曲地を有効活用することで、新たな再生可能エネルギー供給地の開拓を目指す。
未活用となっている広大な法面(のりめん)や盛土に、薄型・軽量で柔軟なペロブスカイト太陽電池を設置し、斜面の防災機能強化と太陽光発電の同時実現を目指す。
斜面の崩壊を防ぎながら発電
近年の豪雨災害では、雨水の浸透による地盤の軟弱化が斜面崩壊の主な原因となっている。
今回の実証では、斜面への雨水浸透を抑制する「遮水シート」と、マクニカが提供するフィルム状のPSCを一体化させたモジュールを開発した。
これを奥村組技術研究所内の模擬盛土に設置し、以下の点を検証する。
- 発電性能: 設置環境下での発電効率や、日射量・天候変化に対する安定供給性。
- 耐久性: 長期使用や風雨に対する劣化耐性、および遮水シートとの一体化による水分浸透への耐性。
日本は山地が多く、太陽光発電の適地が限られているが、道路脇の法面などは広大な面積がありながら未活用のままだ。
両社は、柔軟で設置場所に制約の少ないPSCの特性を活かし、これまで設置が難しかった傾斜地や湾曲地を有効活用することで、新たな再生可能エネルギー供給地の開拓を目指す。
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