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デジコン編集部 2025.12.17

SCSK社、設備工事の納期を一元管理する「BuildIn」実証実験を開始。アナログ調整からの脱却へ

CONTENTS
  1. 「言った言わない」や属人化を解消
  2. 住友商事マシネックスと協業、現場に即したサービスへ
SCSK株式会社は12月17日、設備工事業界向けに、資機材の納期情報をクラウドで一元管理する新プラットフォーム「BuildIn(ビルドイン)」の実証実験を開始したと発表した。

設備工事会社(サブコン)、メーカー、代理店の3者間で個別に管理されていた情報を共有・可視化することで、電話やFAXに依存したアナログな調整業務をデジタル化し、業務効率の大幅な改善を目指す。

「言った言わない」や属人化を解消


設備工事の現場では、数千から数万点に及ぶ資機材の納期調整が頻繁に行われるが、従来は電話やメール、各社独自のExcel管理が中心であり、連絡ミスや担当者不在時の業務停滞が課題となっていた。

「BuildIn」はこれらの課題に対し、以下の価値を提供する。


情報のクラウド一元管理: 全関係者が同じ情報にアクセスできるため、認識の齟齬を防止。

  • 双方向更新: 納期変更などをリアルタイムで相互に更新可能にし、調整の手間を削減。
  • タスク管理機能: 納期や仕様の確認漏れを防ぎ、業務品質を向上。

住友商事マシネックスと協業、現場に即したサービスへ


本開発は、資機材販売で実績のある住友商事マシネックス株式会社との協業により進められている。

現場の実情に即した機能実装を目指し、今回の実証実験を通じて効果を検証・分析した上で、正式提供に向けた準備を進める方針だ。




WRITTEN by

デジコン編集部

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