ツール紹介
デジコン編集部 2025.12.16

レンタルのニッケンら、高所作業車用の「柵っとバリケードミニ」を開発。マグネットで装着、移動の手間を解消

CONTENTS
  1. カラーコーン設置の手間を削減し、作業効率を向上
レンタルのニッケンは12月15日、竹中工務店、アルモと共同で、高所作業車における立入禁止エリアを簡単に設置できる「柵っとバリケードミニ」を開発したと発表した。

本製品は、作業車の周囲に人を近づけないための安全対策製品で、マグネット式により簡単に取り付けられ、装着したままでの車両移動が可能になる。

カラーコーン設置の手間を削減し、作業効率を向上


従来、高所作業車を使用する際は、周囲の安全を確保するためにカラーコーンなどで立入禁止エリアを設ける必要があった。

しかし、車両が移動するたびにコーンを配置し直す「盛替え作業」が発生し、作業員の負担増や効率低下が課題となっていた。

今回開発された「柵っとバリケードミニ」は、こうした課題を解決するために以下の特徴を備えている。

  • 簡単取り付け: マグネット固定式で、高所作業車に直接装着できる。
  • 移動がスムーズ: 設置したまま車両を走行させることができ、盛替え作業が不要になる。
  • 柔軟な調整: アルミ伸縮ポールを採用しており、左右180度のスイングや長さ調整(300〜450mmの4段階)が可能。

製品は1本あたり約0.4kgと軽量で、ポールにロープなどを渡すだけで周囲を囲うことができる。

これにより、頻繁な移動を伴う現場でもスピーディーに立入禁止エリアを明示でき、労働安全衛生規則に基づく安全対策を効率的に実施することが可能となる。

〈補足:[労働安全衛生規則 第二編 第二章 建設機械等 第百五十八条]事業者は、車両系建設機械を用いて作業を行なうときは、運転中の車両系建設機械に接触することにより労働者に危険が生ずるおそれのある箇所に、労働者を立ち入らせてはならない。ただし、誘導者を配置し、その者に当該車両系建設機械を誘導させるときは、この限りでない。〉





WRITTEN by

デジコン編集部

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