大阪の浅香工業、配管工事に特化したスリムショベルを発売。専用角度設計で横穴掘りの効率を向上

浅香工業は、配管工事やリフォーム現場での作業効率化を目指した新型ショベル「PROLINE 配管職人 ミニ P柄」を発売した。

従来のショベルでは困難だった狭い場所での横穴掘削作業に着目し、現場の声を取り入れて開発された製品である。

なだらかな角度とこぼれ止めで横掘りを快適に

配管工事において、管を通すための横穴を掘る作業は頻繁に発生するが、既存のショベルは頭部に角度がついているため、深く掘り進めると柄が穴の縁に当たってしまうという課題があった。

その結果、必要以上に大きく穴を掘らなければならず、作業効率の低下を招いていた。

今回発売された「PROLINE 配管職人 ミニ P柄」は、頭部の角度をなだらかに設計することで、柄が穴の縁に干渉しにくい構造を実現している。



これにより、径の小さい横穴でもスムーズに掘り進めることが可能となり、無駄な掘削作業を削減できる。

また、スリムなヘッド形状でありながら「こぼれ止め」構造を採用しており、すくった土をしっかりと保持して一度に多くの土を運ぶことができるため、作業性の向上にも寄与する。






全長は約620mmと短めに設計されており、床下や壁際といった空間制限の厳しい現場でも高い取り回し性を発揮する。