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デジコン編集部 2025.11.26

システムズナカシマ、神戸市建設局と給排水申請CADシステム「水匠NX」を活用したDX研究を開始。図面不備を自動検知し手戻りゼロを目指す

CONTENTS
  1. 神戸市の審査ノウハウを反映した図面診断・作図支援機能を搭載
システムズナカシマ(岡山市北区)は、神戸市建設局下水道部管路課と共同で、同社の給排水申請CADシステム「水匠NX」を基盤とした新たな技術開発に着手した。

本研究では、行政の図面審査の知見を取り込み、DXを活用した図面チェック・アシスタント技術の実用化を目指す。

神戸市では令和4年度より排水設備工事に関する申請手続きを電子化し業務効率化を推進してきたが、全申請件数の3から4割において図面不備による差戻しが発生しており、事業者側での修正や行政側での対応に大きな負担が生じている課題があった。

神戸市の審査ノウハウを反映した図面診断・作図支援機能を搭載


本研究の目的は、排水設備工事の電子申請における事業者・行政双方のバックヤード負担を軽減し、神戸市で活動する設備業者へのDX推進を加速することである。

神戸市では令和4年度より排水設備工事に関する申請手続きを電子化し、業務効率化を推進してきた。

しかし、全申請件数の3から4割において図面不備による差戻しが発生しており、事業者側での修正や行政側での対応に大きな負担が生じている。


(画像元:水匠NX申請WEBサイトより)


同社はこの課題解決に向け、「水匠NX」の機能を拡張し、図面不備を自動的に検知・診断する技術を開発することで、手戻りの削減と業務プロセスの革新を目指す。

研究の概要は、「水匠NX」に神戸市の審査ノウハウを反映した図面診断・作図支援機能を搭載し、実証実験を通じて差戻し削減効果や業務効率化の有効性を検証するというものだ。



WRITTEN by

デジコン編集部

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