前田建設が一級土木施工管理技士向け学習アプリを開発。AI活用で2000問以上の演習問題を提供

前田建設工業は、建設技術者の資格取得支援を目的とした学習アプリ「サクシェアPASS」を正式リリースすることを決定した。

これに先立ち、一次試験対策版の先行申込受付を2025年11月18日より開始する。

月次レポート機能で進捗と弱点を見える化、2026年7月に二次試験対策版もリリース予定

建設業界では担い手不足が深刻化し、若手技術者の計画的な育成が重要な課題となっている。

前田建設は建設教育のDX推進の一環として、資格学習をより手軽で効果的に行える新たな仕組みづくりを進めてきた。

サクシェアPASSの開発にはAIを活用した問題生成・最適化技術を取り入れ、短期間での開発と質の高い学習体験を両立している。

サクシェアPASSは一級土木施工管理技士の一次試験対策に特化した学習アプリだ。

スマートフォンひとつで問題演習、実力テスト、月次レポートまでがセットとなり、社員や受講者の自発的な学習と管理者による進捗把握を同時に実現する。

2000問以上の演習問題で基礎力を着実に強化できる仕組みとなっており、3回の模擬試験として実力判定テストを実施し、本番対応力を養成する。

さらに、月次レポート機能で進捗と弱点を見える化し、的確なフォローを支援。これにより社員がいつでもどこでも自発的に学べる環境を整え、管理者はチーム全体の学習状況を把握・支援できるようになる。

先行申込受付は2025年11月18日に開始され、利用開始は2026年1月の一次試験対策版からとなる。

本アプリは一次試験版リリースを皮切りに、2026年7月に二次試験対策版のリリースを予定している。

今後は資格取得支援にとどまらず、学生・若手職員・海外人材など、建設業界を担う幅広い層への学習支援プラットフォームとしての展開を目指す。