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東洋建設が桟橋上部工の新工法TM-LOOPを開発。海上溶接を省略し工期50%削減を実現
東洋建設は、組立式桟橋上部工における海上での溶接作業を省略し、海上施工の省力化および工期短縮を図れる小径ループ継手を用いた構築方法「TM-LOOP工法」を開発した。
沿岸技術研究センターが定める港湾関連民間技術の確認審査・評価にて評価された技術となっている。
TM-LOOP工法は、鋼管杭と鉄筋コンクリート製プレキャスト梁の接合にループ継手を採用している点が特徴だ。
ループ継手は、杭頭鋼管とプレキャスト梁に設けられたループ鉄筋と、それらを重ね合わせたループ内部に配置する配力鉄筋で構成され、互いのループ鉄筋を所定の形状で重ね合わせて接合するため、海上での溶接作業を省略することができる仕組みだ。
またループ鉄筋の折曲げを最小半径とすることで、鋼管杭とプレキャスト梁の間隔を狭め、現場打ちコンクリートの数量を減らすことが可能となった。

本工法は一般的なプレキャスト工法と同様に、海上での鉄筋・型枠組立作業やコンクリート打設作業を削減。さらに小径ループ継手の採用により、更なる海上施工の省力化を図ることができる。
桟橋上部工に適用した場合、現場打ち工法と比較して海上施工の工期を約50パーセント、作業員数を約75パーセント削減できることが同社施工実績に基づく試算で確認されている。
プレキャスト梁は杭間を、スラブは梁間を1単位とする比較的小規模な部材に分割することで、海上からだけでなく陸上からの施工も可能となった。
使用できる重機の選択肢が広がることで、大型揚重機での施工がコスト面や調達面で課題となるケースにも柔軟に対応する。
沿岸技術研究センターが定める港湾関連民間技術の確認審査・評価にて評価された技術となっている。
ループ継手の採用で海上施工の作業員数を約75%削減
TM-LOOP工法は、鋼管杭と鉄筋コンクリート製プレキャスト梁の接合にループ継手を採用している点が特徴だ。
ループ継手は、杭頭鋼管とプレキャスト梁に設けられたループ鉄筋と、それらを重ね合わせたループ内部に配置する配力鉄筋で構成され、互いのループ鉄筋を所定の形状で重ね合わせて接合するため、海上での溶接作業を省略することができる仕組みだ。
またループ鉄筋の折曲げを最小半径とすることで、鋼管杭とプレキャスト梁の間隔を狭め、現場打ちコンクリートの数量を減らすことが可能となった。

本工法は一般的なプレキャスト工法と同様に、海上での鉄筋・型枠組立作業やコンクリート打設作業を削減。さらに小径ループ継手の採用により、更なる海上施工の省力化を図ることができる。
桟橋上部工に適用した場合、現場打ち工法と比較して海上施工の工期を約50パーセント、作業員数を約75パーセント削減できることが同社施工実績に基づく試算で確認されている。
プレキャスト梁は杭間を、スラブは梁間を1単位とする比較的小規模な部材に分割することで、海上からだけでなく陸上からの施工も可能となった。
使用できる重機の選択肢が広がることで、大型揚重機での施工がコスト面や調達面で課題となるケースにも柔軟に対応する。
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