行政・政策
デジコン編集部 2025.11.13

国交省が軽油代替燃料を活用したゼロエミッション促進モデル工事を実施。建設機械の脱炭素化を推進

CONTENTS
  1. 油圧ショベルに軽油代替燃料を使用し排出削減を検証
国土交通省は2025年11月12日、軽油代替燃料を活用した「ゼロエミッション促進モデル工事」を実施したと発表した。

建設現場における脱炭素化の取り組みをけん引するため、先進的な燃料を導入した工事を進めている。

油圧ショベルに軽油代替燃料を使用し排出削減を検証


国交省は2025年4月、国土交通省の発注する土木工事において脱炭素化に向けて先進的に取り組むため、CO2排出の過程に応じたリーディング施策のロードマップを定めたアクションプランを作成していた。



今回のモデル工事はこのアクションプランを受けて実施されたもので、軽油代替燃料を一部活用することで今後の活用に向けた調査を行っている。

工事名称は「電線共同溝工事(R6国道17号白山外電線共同溝その8工事)」で、事業者は戸田道路が担当している。


現場では油圧ショベルの稼働に軽油代替燃料を活用し、従来の軽油と比較した際の実用性や効果を検証している。

国交省が本年策定した「国土交通省土木工事の脱炭素アクションプラン」では、施工現場で稼働する建設機械からの排出削減が重要な課題として位置づけられている。

今回のモデル工事は、このアクションプランを踏まえた具体的な取り組みの一つとなる。

建設業界では建設機械からのCO2排出が大きな課題となっており、軽油に代わる燃料の活用が注目されている。


今回の実証結果は、今後の国交省発注工事における軽油代替燃料の本格導入に向けた重要なデータとなる見込みだ。


参考・画像元:国土交通省プレスリリースより





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デジコン編集部

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