行政・政策
デジコン編集部 2025.11.10

国交省、AI活用の建築確認申請図書作成支援サービスを開始。申請図書の不備を削減し審査の円滑化を図る

CONTENTS
  1. 2階建て木造一戸建て住宅等が対象で無料で利用可能
国土交通省は11月10日、AI を活用した建築確認申請図書の事前チェックサービスの提供を開始した。

建築確認審査の円滑化を図るため、建築確認申請図書の作成時の不備を減らすことを目的としている。

2階建て木造一戸建て住宅等が対象で無料で利用可能


令和7年4月の改正建築基準法の施行により、2階建て木造一戸建て住宅などの建築確認手続き等が見直されたことに伴い、設計者等による建築確認申請図書の作成実務も大きく変わった。

日本建築防災協会が国の支援を受けて建築確認申請図書作成支援サービスを構築し、11月10日からサービスの提供を開始した。

本サービスは、建築確認申請図書において記載が必要な事項のうち主要な事項について、申請予定図書等における記載の有無をAIが評価するものである。

本サービスの利用を通じ、申請予定者が確認申請の前に申請予定図書が適切に作成されているかの自己チェックを可能とすることで、申請図書の不備を削減し、建築確認審査の円滑化を図る。

実施者は日本建築防災協会で、対象者は設計者等となっている。内容は、AIを活用して2階建て木造一戸建て住宅等の建築物の新築に係る建築確認申請図書に必要な記載事項の一部の有無を評価するものである。

なお、建築基準法令・関係法令への適合性を審査するものではない。

利用料は無料で、1アカウントにつき直近24時間で上限5回の回数制限がある。提供期間は令和7年11月10日から令和8年3月9日までの予定となっている。

利用方法は、日本建築防災協会のウェブサイトからアクセスし、使用方法についてはユーザーガイドを確認する必要がある。

システムの更新は随時行われるが、システム全体の利用回数が上限に達した場合、サービスは終了する。










WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。