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デジコン編集部 2025.11.5

イクシスのIoTカメラ「GENBA-Monitor」が国土交通省NETISで最高位「VE評価」に認定。公共工事での活用拡大へ

CONTENTS
  1. モバイル回線とソーラー電源で電源・回線敷設が困難な現場を遠隔監視
イクシスは、2025年10月31日付でIoTネットワークカメラ「GENBA-Monitor」が国土交通省の新技術情報提供システムNETISにおいて最高位の「VE評価」に認定されたと発表した。

2024年の登録後、技術の活用効果が高く評価されたことによるものである。

モバイル回線とソーラー電源で電源・回線敷設が困難な現場を遠隔監視


NETIS登録技術は工事の効率化を進めるために政府が利用を推進しているもので、公共工事の施工者が登録された新技術の活用を提案し実際に工事で活用された場合には、効果に応じて工事成績評定の加点の対象となる。

VE評価は技術としての有効性が確定し、継続的な調査が不要とされた技術に付与される評価である。

今回のVE評価への昇格は、多くの現場からの評価と国交省の新技術評価会議での審査を経て、従来の技術よりも優れた効果があると認められた結果となった。

これにより、施工業者や発注者などに技術の情報が広く共有され、技術の活用機会が増えることが期待される。

GENBA-Monitorは2024年3月7日にNETISに登録され、登録番号はKT-230321-VE。


GENBA-Monitorでは、モバイル回線を備えた監視カメラを用いて撮影・クラウドに保存して管理し、また電源がない現場ではソーラー電源を利用することで、現場に赴くことなくリアルタイムで状況を撮影できる。

これにより、管理・監視業務の負担軽減と安全性を両立することに成功した。

さらに、AI解析・通知による異常の早期発見や、気象センサーによる天候情報の活用・熱中症対策など、様々なオプションと連携し、現場課題を解決するためのプラットフォームを実現している。

用途に応じてカメラの種類やソーラー電源の利用を選択でき、映像はクラウドシステムを利用し遠隔で高画質の映像を確認できる。





WRITTEN by

デジコン編集部

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