シーティーエス社、遠隔臨場サービスをリニューアル。フルHD・Webブラウザ対応で「ブレない傾かない歪まない」映像を実現

建設ICTの専門企業シーティーエスは、建設現場の生産性向上に貢献するサービス「サイトアシストパッケージ」の現場情報関連コンテンツの一つである遠隔臨場サービス「GENBAコネクトneo」を、2025年10月にリニューアルした。

高画質フルHD映像・Webブラウザ対応などの機能強化を実現し、建設現場における遠隔支援の利便性と生産性をさらに高める。

ザクティ社のウェアラブルカメラ採用、32KHzの高音質でクリアな音声通話

今回のリニューアルでの改良ポイントは、カメラ機能、システム機能、現場利便性の3点だ。単なる機能追加に留まらず、現場の使いやすさと性能を徹底的に追求した。

第一の特長は圧倒的な高画質と安定性である。搭載するカメラはザクティ社が提供するウェアラブルカメラを採用し、高画質フルHDに対応する。


強力なブレ補正と水平維持機能、優れたオートフォーカスによりブレ無い、傾かない、歪まない映像を提供する。

これにより、遠隔地からでも細部の状況を正確に把握でき、手戻りのリスクを最小限に抑える。

第二の特長は誰でも使える高い利便性だ。

専用アプリケーションが不要となり、Webブラウザから手軽にアクセスできるようになった。

直感的なユーザーインターフェースを採用し、PCやタブレットの操作に不慣れな方でもスムーズに利用できる。

第三の特長は現場作業に寄り添った設計である。

両手が自由になるヘルメット専用マウントで作業者の安全を確保する。

ワンプッシュでカメラ部分のみを脱着でき、接写やスケールの確認も容易だ。

独自の帯域制御技術により、回線が細い現場でも高解像度・高音質を維持する。


音声サンプリングは、一般的なWeb会議システムの2倍の精度である32KHzに対応し、クリアな音声で円滑なコミュニケーションを可能にする。

GENBAコネクトneoは、高画質な遠隔臨場に加え、現場の業務効率を向上させる多彩な機能を標準搭載している。

録音・録画機能では、臨場の様子を録画することが可能で、報告書の作成や社内教育に活用できる。

資料・画面共有では、PDF、Officeファイルなどをリアルタイムに共有する事や、現場で取得した映像(静止画)に描画で指示を記述しその場で現場へ共有する事が可能だ。

アプリケーション共有では、CADデータや各社独自のアプリケーションの画面を共有し、遠隔から現場へ様々な指示を伝える事が可能となる。

2021年6月よりサービス提供してきたGENBAコネクトは、受注者には段階確認に伴う手待ち時間の削減や確認書類の簡素化を、発注者(監督員)には現場臨場の削減による効率的な時間の活用といった成果を上げてきた。

GENBAコネクトneoはレンタル形式で提供する。

PC、タブレット、ウェアラブルカメラなどのオプション機器も要望に応じてレンタル可能だ。

全国31支店のネットワークを活かしたサポート体制で、導入から運用まで安心して任せられる。

シーティーエスは1972年創業で、土木・建設業界及び測量業界の顧客に向けに、測量計測機器の販売・保守、ならびにシステム機器や測量計測機器のレンタル事業を展開してきた。