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デジコン編集部 2025.10.7

ウェザーニュースアプリに冠水アラーム機能。1キロメッシュで危険を事前通知

CONTENTS
  1. ユーザーからの冠水報告と気象状況を分析し高精度予測を実現
ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュース」のお天気アラーム機能を強化し、冠水のリスクを通知する「冠水アラーム」を追加した。

ユーザーからの冠水報告と気象状況を分析し高精度予測を実現


新機能「冠水アラーム」は、ユーザーの位置情報に連動し、現在地で冠水のリスクが高い場合にプッシュ通知でお知らせするサービスである。

お天気アラームの現在地連動アラーム内にある「雨雲アラーム」の通知をオンにしておくことで届く。

アラームの通知が届いた場所では、約30分以内に冠水する危険性が高まっていることを示している。

これまでは、冠水などの可能性がある場合、都道府県単位の号外という形で広範囲にお知らせしていたが、ピンポイントなエリアのリスクへの対応が難しいという課題があった。

今回のアップデートにより、通知エリアを1キロメートルメッシュまで細かく設定できるようになり、より高い精度でユーザーの生活に直結する冠水リスクを把握できるようになる。

(左:アプリユーザーからの冠水報告/右:当時の雨雲レーダーと天気報告)

冠水アラームは、ユーザーから届いた冠水の被害報告と解析雨量などのデータ分析の結果をもとに閾値を設定し、冠水のリスクを予測している。

都市部では、地表面がコンクリートやアスファルトの割合が多く、水をほとんど吸収できない。

そのため、降った雨は大部分が路面を流れ、排水路へと向かう。一般的な下水道や道路の側溝は、1時間に50ミリメートル程度の雨量に対応できるよう設計されているため、設計値を超えるような激しい雨が降ると、排水が追いつかなくなる。

冠水アラームでいち早く危険性を知ることで、冠水リスクの高いアンダーパスの回避や外出予定の変更といった、迅速な対策に役立てることができる。




WRITTEN by

デジコン編集部

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