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デジコン編集部 2025.10.1

マプリィがレーザードローン「M1-B」を10月1日発売。1cm精度のオルソ画像と高精度点群を生成

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  1. 60MPカメラ搭載で森林資源調査から土木測量まで対応
マプリィは2025年10月1日、レーザードローンの新製品「M1-B」を発売すると発表した。

従来機M1-Aの後継機として、オルソ画像作成精度を大幅に向上させ、高精度・簡単解析・安心サポートを実現する次世代機となる。

60MPカメラ搭載で森林資源調査から土木測量まで対応


同社は兵庫県丹波市に本社を置き、測量機器の操作や解析の敷居を下げ、三次元データの取得・解析・活用を容易にするソリューションを提供している。

M1-Bは、ソニーのILX-LR1である60MPカメラを搭載し、1センチメートル毎ピクセルのオルソ画像を生成可能となっている。


これにより、詳細な森林現況、構造物や対空標識などの情報も正確に捉えられる。

高精度LiDARは240000点毎秒でトリプルリターンに対応し、詳細なカラー点群を取得可能となっている。

運用互換性としてDJI Matrice300と350に対応しており、既存ユーザーは従来機M1-Aからスムーズに移行できる。


従来機M1-Aとの比較では、LiDAR点数とリターン、測距距離は同等だが、カメラ解像度が20MPから60MPに向上している。

カラー点群は標準精度から高精度へ、オルソ画像精度は概況把握から高精度オルソへと大幅に性能が向上した。

主なユースケースは、森林資源量調査・Jクレジット算定の基礎調査、土木・建設現場での精密測量、災害被害状況の迅速把握、文化財・史跡の精密3D計測などが想定されている。


解析ソフトmapryPC版のアップデートも行われており、DSMとDTMからDCHMの作成、樹種分類、本数や樹木位置・樹高計測の精度向上が図られている。

価格は145万円で、ドローン機体の価格は別となっている。

M1-Aをご利用の顧客向けには、M1-Bへのアップグレードオプションも用意されている。






WRITTEN by

デジコン編集部

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