ツール紹介
デジコン編集部 2025.9.19

FLIGHTS。6つの専用カメラ搭載モバイルレーザースキャナー「Pocket2」販売開始

CONTENTS
  1. トゥルーカラー再現とハイブリッドSLAMで高精度データ取得実現
FLIGHTSは、モバイルレーザースキャナー「Manifold Tech MindPalace Pocket2」の販売を9月4日より正式に開始した。

先進的なセンサーメーカーManifold Tech社とのパートナーシップ契約により、日本国内における総代理店として同社の最新型モバイルレーザースキャナーを提供する。

トゥルーカラー再現とハイブリッドSLAMで高精度データ取得実現


Pocket2は6つの専用カメラによるトゥルーカラーの再現を実現し、さらなる「再現性」を追求した設計となっている。

Laser+Visualを用いたハイブリッドSLAMにより、リアルかつ高精度な三次元データの取得を可能としている。

RTK、PPKに対応し、高精度なデータ取得が可能で、軽量で直感的に操作できるハンディタイプとして設計されている。

搭載されたカメラは3つの機能に分かれており、LiDARと3つのカメラで安定した3D認識を実現する。

リアルタイムで正確なカラー点群を生成し、確認できるため、暗い環境、テクスチャのない環境、劣化した環境でも優れたマッピング安定性と測位精度を維持する。

1インチCMOSセンサーを搭載した50MPカメラ2台を内蔵し、高品質のパノラマ写真・動画と最適化された3Dガウススプラッティング(3DGS)を生成する。

詳細撮影用カメラは対象物の詳細を正確に捉え、高解像度のクローズアップ画像として保存する。

撮影されたデータは空間モデル内で正確に位置情報が保存されるため、3Dマッピング結果と併せて表示することが可能である。

土木建設現場において迅速な計測と3D記録が可能で、点群データとテクスチャモデルを自動出力し、出来形管理、構造精度分析、施工工程の記録、BIM/CIMシステムとの連携などを支援する。

工場設備や生産ライン、工場エリアなどの高品質なモデルデータを提供し、デジタルツインに資するデータを提供する。

遠隔監視システムの構築も可能で、文化財の幾何形状および表面テクスチャ情報を同時収集し、文化財記録、モデル化、デジタル展示などの高水準の要求にも応えられる。

本体の寸法はL115×W113×H120mmで、重量は940g、単一バッテリー稼働時間は150分となっている。

スキャン精度は2cm、スキャン範囲は40m@10%反射率、70m@80%反射率で、相対精度は≤1cm、絶対精度は≤5cmを実現している。






WRITTEN by

デジコン編集部

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