
出光興産と日本道路は、排ガス中のCO2を固定化した合成炭酸カルシウム「カルカーボ®」を配合したアスファルト舗装を国内一般道路で初めて施工した。
茨城県鹿嶋市の市道で実施した今回の施工では、約1トンの「カルカーボ®」を使用し、約200kgのCO2を道路に固定化している。
「カルカーボ®」は、ボイラー排ガス中のCO2と、電柱や基礎杭等のコンクリート製品製造工場で発生するコンクリートスラッジに含まれるカルシウムを合成するカーボンリサイクル技術で製造される。
通常のアスファルト舗装材は、アスファルト、粗骨材、細骨材及びフィラーを混合して構成される。
従来フィラーとして使用していた粉砕石灰石(天然炭酸カルシウム)の代わりに「カルカーボ®」を使用することで、道路へのCO2固定化と廃棄物の有効活用を同時に実現する。

今回の実証施工は「カルカーボ®」の性能検証を目的として、鹿嶋市の市道0201号線(鹿嶋市長栖1879-37地先)で実施された。
老朽化によりひび割れや凹凸が見られる一部区間約400m2のうち、約200m2を「カルカーボ®」配合のアスファルト舗装材で施工している。
出光興産では、これまで2024年3月に千葉事業所内、2025年7月に北海道製油所内で試験舗装を実施してきた。

鹿嶋市と出光興産は2023年6月に、インフラ管理のデジタルトランスフォーメーションによる道路維持管理業務効率化のための契約を締結している。
今回の舗装施工は、出光グループの製品配送車両とAIによる道路損傷検知技術を活用した道路維持管理サービスを、「損傷検知」から「補修」領域に繋げた初の案件となる。
茨城県鹿嶋市の市道で実施した今回の施工では、約1トンの「カルカーボ®」を使用し、約200kgのCO2を道路に固定化している。
カーボンリサイクル技術で廃棄物を舗装材に転換
「カルカーボ®」は、ボイラー排ガス中のCO2と、電柱や基礎杭等のコンクリート製品製造工場で発生するコンクリートスラッジに含まれるカルシウムを合成するカーボンリサイクル技術で製造される。
通常のアスファルト舗装材は、アスファルト、粗骨材、細骨材及びフィラーを混合して構成される。
従来フィラーとして使用していた粉砕石灰石(天然炭酸カルシウム)の代わりに「カルカーボ®」を使用することで、道路へのCO2固定化と廃棄物の有効活用を同時に実現する。

今回の実証施工は「カルカーボ®」の性能検証を目的として、鹿嶋市の市道0201号線(鹿嶋市長栖1879-37地先)で実施された。
老朽化によりひび割れや凹凸が見られる一部区間約400m2のうち、約200m2を「カルカーボ®」配合のアスファルト舗装材で施工している。
出光興産では、これまで2024年3月に千葉事業所内、2025年7月に北海道製油所内で試験舗装を実施してきた。

鹿嶋市と出光興産は2023年6月に、インフラ管理のデジタルトランスフォーメーションによる道路維持管理業務効率化のための契約を締結している。
今回の舗装施工は、出光グループの製品配送車両とAIによる道路損傷検知技術を活用した道路維持管理サービスを、「損傷検知」から「補修」領域に繋げた初の案件となる。
WRITTEN by
