Polyuse、Maker Faire Tokyo 2025で建設用3Dプリンタ展示。国産唯一Polyuse Oneの実機とベンチ撮影スポットを公開

Polyuseは10月4日から5日に東京ビッグサイトで開催される「Maker Faire Tokyo 2025」に出展し、9月から量産販売を開始している建設用3Dプリンタ「Polyuse One」を展示する。

国産唯一の建設用3Dプリンタの実機以外にも、3Dプリンタで造形したベンチを撮影スポットとして展示予定である。

折り畳み機構で5分設置完了と高速造形対応の高剛性フレームを実現

Polyuse Oneは国内の建設現場における深刻な人手不足や経済状況の変化に対応するため、工期短縮をはじめとする建設DXの推進を目的として開発された。

独自のプリンタ材料を用いてコンクリート構造物を印刷する建設用3Dプリンタで、コンクリート構造物の「納期短縮」「省人化」「品質安定」を実現している。

施工現場での運搬・設置に配慮した折り畳み設計を採用し、トラックでの輸送に対応し現地では約5分で設置が完了するため迅速な作業開始を実現している。



キャスター移動やアジャスターによるレベル調整機能を備え、設置環境に応じた柔軟な運用を可能としている。

折り畳み構造を実現する独自の「コの字型」機構を兼ね備え、高速造形にも対応し、造形時の加速度や振動を考慮した高剛性のフレームを設計・採用している。

ネットワーク接続に対応し継続的なソフトウェアアップデートが可能で、新機能追加に加えネットワーク経由でのアフターサポートやメンテナンスも対応し、利便性と安全性の向上を図っている。

展開時は全幅4070mm×奥行3603mm×高さ2888mmとなり、展示では実機によるデモンストレーション、3Dプリンタで製作したベンチ、施工事例紹介パネルを予定している。

同社は「建設業界をテクノロジーでアップデートする」をミッションに掲げ、建設用3Dプリンタの開発・提供をはじめ、ソフトウェア・マテリアル・施工支援までを一気通貫で提供している。