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デジコン編集部 2025.8.28

滋賀の「桑原組」、パティシエと協力し塩クッキー缶を開発。建設現場の熱中症対策を楽しく変革

CONTENTS
  1. 塩分補給を義務から楽しみに変える5種類のクッキー
桑原組がcafe marbleのパティシエ畑中智香氏と共同で、建設現場の熱中症対策用「塩クッキー缶」を開発した。

従来の塩分補給タブレットに代わり、作業員同士のコミュニケーションも促進する新しい取り組みとして注目されている。

塩分補給を義務から楽しみに変える5種類のクッキー


同商品は塩抹茶サブレ、グラナパダーノペッパーショートブレッド、塩ココアアーモンドディアマン、スポドリスノーボール、塩トマトクラッカーの5種類を詰め合わせている。


特にスポーツドリンク味の「スポドリスノーボール」クッキーは開発試食会で好評を得た代表的な商品となっている。

建設業界では熱中症による労働災害の発生件数が高い業種の一つとして問題認識されており、日本の夏季平均気温の上昇傾向も相まって対策の重要性が増している。


従来の水分補給や休憩時間確保に加えて、作業員が自主的かつ継続的に塩分補給を行える仕組みが求められていた背景がある。

同社では「どの味から食べてみる?」と現場で楽しく選べるクッキーという発想により、塩分補給を義務的な行為から楽しみに変えることを目指している。


開発に協力したパティシエの畑中氏は「暑い中汗を流して働かれる現場の方々に、美味しいクッキーを選んで口に運んだ時のサプライズで笑顔になってもらいたい」とコメントしている。

今後は自社現場での効果検証を行った後、販売展開も視野に入れた取り組みを進める計画だ。




WRITTEN by

デジコン編集部

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