きもと社、高精細3D空間データ作成サービス「SPLAT TWIN」を提供開始。Gaussian Splatting技術で現場をリアルに可視化

きもとは、KOOとの共同研究により、複数の画像から高精細な3D空間データを生成する先端技術「Gaussian Splatting（ガウシアンスプラッティング）」を活用した新サービス「SPLAT TWIN」の提供を開始した。

高品質かつ大規模な3DGSデータの作成を可能にし、広範囲で複雑な現場においてもリアルで説得力ある3D空間の構築を実現する。

軽量データでスムーズ閲覧と細部まで再現する表現力を両立

従来の点群データやメッシュデータは高精度な計測に優れる一方で、データが重く操作が煩雑、細かい質感表現が苦手といった課題があった。

SPLAT TWINは、こうした「見せる3D」の限界を超える新たなビジュアライゼーション手法として開発された。

写真から生成した3D空間を軽量データでスムーズに閲覧できるため、誰でも手軽に3Dの活用が可能だ。



現場の奥行きや素材の質感、空気感までもリアルに再現し、「ひと目で伝える」ための新しいツールとして幅広いシーンで活用できる。

葉や枝などの細部から、ガラスや金属の反射・映り込みまで再現する圧倒的な表現力を持ち、3D空間内での動画・PDF添付や距離計測にも対応している。


一眼レフ、360°カメラ、スマートフォンなど様々な撮影機器からデータ作成が可能で、地下や自然地形など従来撮影が難しかった環境も3D化できる。

現地に行かずに現場把握・確認が可能になることで現場負担の軽減を実現し、短時間でデータを作成することでコスト削減効果も期待される。

（北海道小樽市オタモイ海岸）

大規模な現場やインフラ、工場、貴重文化財など広域の3D化にも対応可能である。