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JAMSTEC、深海巡航探査機「うらしま8000」が深度8015.8mの最深記録達成

海洋研究開発機構(JAMSTEC)は7月30日、深海巡航探査機「うらしま8000」が7月21日に伊豆・小笠原海溝において深度8015.8mに到達したと発表した。
国内で開発した航行型の自律型無人探査機(AUV)としては最深記録となる。
今回の潜航では深度8015.8mへの到達とともに、海底地形及び海底下構造データの取得にも成功した。
調査船からは観測できなかった海底谷の細かな地形まで詳細に把握することができた。
拓洋第3海山では急斜面での観測航行を実施し、高度な自律航行技術の有効性を実証した。
日本海溝においては東北地方太平洋沖地震の震源域近傍で25時間34分におよぶ長時間観測航行を達成している。
(伊豆・小笠原海溝の深度約8,000mから取得した地形データ(速報値)青線は、「うらしま8000」の航跡を示す)
この長時間航行により、従来の調査では困難だった広範囲かつ継続的な海底観測が可能となった。
うらしま8000は深度8000メートル級の深海環境下での長時間自律航行を目的として開発された探査機である。
今回の成果により、日本の深海探査技術における技術的優位性と、深海での詳細な地質構造調査能力が実証された。
深度8000メートル超での海底地形データの取得は、地震発生メカニズムの解明や海底資源探査の精度向上に大きく貢献すると期待される。
国内で開発した航行型の自律型無人探査機(AUV)としては最深記録となる。
海底地形データ取得と25時間超の長時間観測に成功
今回の潜航では深度8015.8mへの到達とともに、海底地形及び海底下構造データの取得にも成功した。
調査船からは観測できなかった海底谷の細かな地形まで詳細に把握することができた。
拓洋第3海山では急斜面での観測航行を実施し、高度な自律航行技術の有効性を実証した。
日本海溝においては東北地方太平洋沖地震の震源域近傍で25時間34分におよぶ長時間観測航行を達成している。

この長時間航行により、従来の調査では困難だった広範囲かつ継続的な海底観測が可能となった。
うらしま8000は深度8000メートル級の深海環境下での長時間自律航行を目的として開発された探査機である。
今回の成果により、日本の深海探査技術における技術的優位性と、深海での詳細な地質構造調査能力が実証された。
深度8000メートル超での海底地形データの取得は、地震発生メカニズムの解明や海底資源探査の精度向上に大きく貢献すると期待される。
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