大成建設、大阪・関西万博でブース展示。東海道新幹線再生アルミのサーキュラーエコノミーを体感できるコンテンツを公開

大成建設は東海旅客鉄道ほか関係各社と共同で、大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジ・「TEAM EXPOパビリオン」において、東海道新幹線再生アルミの環境優位性や将来性、サーキュラーエコノミーを体感できるブース展示を行うと発表した。

8月29日から31日までの3日間、小さなお子様から大人まで幅広い年代が楽しめるコンテンツを用意して来場者との対話を通じた共創を目指している。

JR東海など11社が共同参画、新幹線車両のアルミ材循環利用を紹介

今回のブース展示は「サーキュラーエコノミーの実現へ：東海道新幹線再生アルミの挑戦」をタイトルとして実施される。

共同展示者として、東海旅客鉄道、産業振興、三協立山、SUS、大建工業、直富商事、東海楽器製造、UACJ、ジェイアール東海商事、相模原市、日本アルミニウム協会の計11社が参画している。

展示期間は8月29日金曜日から31日日曜日までの3日間で、各日とも午前10時から午後9時まで開催される。


新幹線再生アルミは、使用済みの東海道新幹線車両から回収したアルミニウム材料を再利用する取り組みで、資源循環型社会の実現に向けた先進的な事例として注目されている。

従来は廃棄されていた新幹線車両のアルミ材を建築材料や日用品などに再利用することで、資源の有効活用と二酸化炭素排出量の削減を同時に実現している。


フューチャーライフヴィレッジは人が主役のパビリオンであり、様々な参加者が「未来の暮らし」「未来への行動」をコンセプトとする多種多様な「問い」と「提案」を持ち寄る場として設計されている。

参加者同士や来場者との対話が生まれ、未来社会はどんな姿かをみんなで考え、共に創り出していく共創を実現する場となっている。

「TEAM EXPOパビリオン」では、展示者自身が「主人公」となり、「未来への行動」を宣言することで、展示者と来場者が「対話」し、未来社会の実現に向けた新たな「共創」を生み出すことを目的としている。

大成建設では、新幹線再生アルミの活用を通じて建設業界におけるサーキュラーエコノミーの推進を図っており、今回の万博展示により一般市民への認知拡大と理解促進を目指している。