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デジコン編集部 2025.8.1

ウェザーニューズ、AIが独自データからゲリラ雷雨予測回答する「お天気エージェント」を強化。全国7.8万回の発生予想で事前対策支援

CONTENTS
  1. 2,500台のライブカメラにAI判定導入で積乱雲を早期検知
ウェザーニューズは、3年連続予報精度No.1の気象情報サービス「ウェザーニュース」のAIチャット機能「お天気エージェント」において、ゲリラ雷雨予測情報の提供を開始したと発表した。

今年7月から9月のゲリラ雷雨は全国で78,000回発生する予想で、特に8月中旬が発生のピークとなる見通しである。

2,500台のライブカメラにAI判定導入で積乱雲を早期検知


お天気エージェントは、ユーザーの「今日のゲリラ雷雨のリスクは?」「何時ごろに雨が強まる?」といった質問に対し、最新のゲリラ雷雨予測情報を自然言語で即座に回答する。


この回答には、通常の天気予報とは異なるゲリラ雷雨に特化した同社独自の「ゲリラ雷雨リスク予測」ロジックを用いている。

ゲリラ雷雨の発生に寄与する地上と上空の気温や湿度、不安定度などのデータを、同社の予報センターの経験知や高い気象解析技術をもとにインデックス化し、ゲリラ雷雨の発生リスクを算出している。

さらに「ウェザーニュース」アプリのユーザーから寄せられるリアルタイムの天気報告を取り込むことで、予測を補正し精度を高めている。

「屋外イベントは中止すべき?」「今からできるゲリラ雷雨対策を教えて」といった具体的な行動や判断につながる質問に対しても、ウェザーニュースの高精度な気象情報と最新の生成AIの知識を組み合わせることによって最適な情報を回答する。



今年は全国に2,500台を展開している小型ライブカメラ「ソラカメ」の映像にAI判定を導入した。

カメラに映る雲の色や明るさをAIが画像解析し、「危険な雲」「要注意な雲」「低リスク」の3段階で雲の危険度を判定する。

ライブカメラ映像にAI判定が加わることで、ゲリラ雷雨の原因となる積乱雲の発生・発達をいち早く検知し、ゲリラ雷雨予測の精度向上を目指している。


お天気アプリ「ウェザーニュース」は、「ゲリラ雷雨アラーム」や「ゲリラ雷雨レーダー」など、ゲリラ雷雨に特化した機能を搭載している。

超高解像度の雨雲レーダーでは、250m四方・5分間隔で雨雲の動きを表示し、「どのくらい雨が強まるのか」「雨が弱まるのはいつか」が詳しくわかる仕組みとなっている。

ゲリラ雷雨の際に心配な落雷についても「落雷レーダー」で3時間先までの落雷予測を確認することができる。

「お天気エージェント」は2025年1月に「ウェザーニュースPro」会員向け機能として提供を開始し、2025年6月からはすべての有料会員へ提供を拡大している。











WRITTEN by

デジコン編集部

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