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デジコン編集部 2021.10.7

高精度3次元測量プロダクト「OPTiM Geo Scan」、トプコンのトータルステーション「杭ナビ」と連携

CONTENTS
  1. GNSS利用不可の現場や屋内でも、3次元測量が可能に
  2. 「杭ナビ」とは
スマホでカンタン&高精度な3次元測量が行える株式会社オプティム のプロダクト「OPTiM Geo Scan」が、株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン(以下、トプコン)が提供する「杭ナビ」と連携を開始した。
「杭ナビ」とは1人で素早く杭打ち・墨出し作業ができるレイアウトナビゲーターだ。

GNSS利用不可の現場や屋内でも、3次元測量が可能に


「OPTiM Geo Scan」と「杭ナビ」の連携により、「杭ナビ」で計測した座標データを、トプコンの「TopLayout」や「楽墨」といったアプリを通じて、「OPTiM Geo Scan」にインポートし、測量時に使用する座標データとして選択することが可能に。これによりGNSSレシーバーで位置情報が取得できなかった遮蔽物の多い現場や屋内で「OPTiM Geo Scan」の利用が可能になる。


オプティムは、「1人で誰でも簡単に高精度3次元測量を」をコンセプトに「OPTiM Geo Scan」を開発・提供しており、さまざまな建設現場で利用されている。ただし、座標データの取得にGNSSレシーバーを使用しているため、電波の干渉が発生しやすい建造物が密集した現場や、遮蔽物が多い環境では利用することができないという課題があった。

そのため、多くのユーザーから、「GNSSが入りにくい現場でも使いたい」、「トンネルでも使いたい」、「都市部のビル密集地帯でも使いたい」、「建築現場でも使いたい」など、場所を問わず利用したいという要望が多くあったという。そのような声に応える形で、オプティム 「OPTiM Geo Scan」とトプコンの「杭ナビ」が連携。

トプコンの「杭ナビ」は、「1人で誰でも簡単に素早く杭打ちができる」をコンセプトに、既に広く建設現場に普及し、多くのユーザーの方々に使われており、「OPTiM Geo Scan」と「杭ナビ」の連携により、どこでも、簡単に座標データを取得することが可能になった。この連携により、それぞれのユーザーの利便性が高まり、建設業界に広く3次元データの活用が広がっていくことを目指していく。





「杭ナビ」とは


土木・建築現場における測量作業の中で大きな比重を占める杭打ち・墨出し作業を、「誰でも簡単に1人で素早く」行うことをコンセプトとしたレイアウトナビゲーター。

作業効率の大幅向上のみならず、手軽に3次元データを活用する事ができ、土木現場においてはi-Constructionの導入機として好評だ。自動整準で簡単設置が可能で、器機設置はどこでもOK。スマートフォンで簡単に操作が可能。また、作業用の各種アプリケーションにも対応しており、用途に合わせてアプリケーションを選択可能。さらに、毎秒20回の測定データ更新により、高速レスポンスによる素早い杭打ち・墨出しが可能で、高低差のある現場でも利用できる。






WRITTEN by

デジコン編集部

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