ニュース
デジコン編集部 2025.7.18

清水建設土木総本部、Nossa360を包括導入。360度カメラで遠隔臨場と現場巡視を効率化

CONTENTS
  1. 視聴者が任意画角で映像操作可能、全景と注視個所を同時配信で理解度向上
Nossa(東京都渋谷区)は、清水建設土木総本部に360度カメラを用いた状況共有ソリューション「Nossa360」が包括導入されたと発表した。


距離を超えた情報共有・コミュニケーションを実現し、現場巡回や遠隔臨場、見学会に活用される。

視聴者が任意画角で映像操作可能、全景と注視個所を同時配信で理解度向上


清水建設は中期経営計画の達成に向けた事業戦略として、建設事業における技術・品質の追求、収益力向上を目指した取り組みと、サステナブルな建設業の実現に向けた取り組みを進めている。

その一環として「ICT・AIを活用した技術開発推進による生産性向上」を目指す中で、複数の現場や部署でNossa360を導入し、現場巡回や遠隔臨場、見学会に活用してきた。

先行するそれらの取り組みにおいて、サービスの有効性が確認できたことから、より広い範囲でNossa360を活用すべく、本部単位での包括導入が決定した。

Nossa360は市販の360度カメラを活用した、現場関係者間の情報共有・コミュニケーションを円滑にするソリューションである。

リアルタイム機能として、360度映像を現場から遠隔地に遅延なく配信できる技術をベースとしたコミュニケーションツールを提供している。

アーカイブ機能では、360度画像を図面・地図上の撮影位置にマッピングして時系列管理できる写真管理ツールも備えている。

今回導入されたのはリアルタイム機能である。

建設業を中心に、製造業、物流業、造船業など様々な業界の国内外の現場で、安全パトロールや現地調査、検査・立会や見学会など、幅広いユースケースで利用されている。

清水建設土木総本部土木企画室DX戦略部の担当者は、参加者各々が自らの視点で現場を確認でき、現場との一体感をより感じられる臨場確認手段を導入すべく、動画配信技術の選定を進めてきたとコメントしている。

Nossa360は視聴者が任意の画角に合わせて映像を自由に回転・操作できる機能を搭載しており、従来の映像配信では得られなかった視覚性と操作性を実現している。

これにより参加者当人の理解と的確な判断がより可能となる。

「全景と注視個所を同時に配信可能な機能」により、現場の全体像を把握しながら、重要なポイントをリアルタイムで確認することが可能となる。




WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。