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デジコン編集部 2025.7.18

リコーがMapxusと技術提携開始。360度カメラで屋内マッピング作成ワークフローを最適化

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  1. RICOH THETAとRICOH360プラットフォーム活用でリアルタイムデータ処理を実現
リコーは7月18日、Mapxus Technologyと技術提携を開始し、屋内デジタルマッピングおよび360度パノラマアプリケーション分野を変革すると発表した。

この提携により、Mapxusのサービスを使って屋内ナビゲーション、バーチャルツアーを効率的に作成でき、業務効率化を図れる。

RICOH THETAとRICOH360プラットフォーム活用でリアルタイムデータ処理を実現


360度カメラ「RICOH THETA」およびその画像・映像を活用した「RICOH360」プラットフォーム事業と提携することで、Mapxusは最先端の屋内デジタルマッピング技術を屋内ナビゲーション、バーチャルツアー、空間データ収集の分野でより良いユーザー体験を実現する。

設備・建築現場の状況をリアルタイムに把握するためのデジタルツイン技術が注目されている。

空間キャプチャリングは、動画撮影後、PCへのエクスポート、その後アップロードして編集を行うといった従来多くの労力を必要としてきた。

一方で、網羅性と簡便性から360度カメラおよびそのマッピング技術が重要な位置を占めている。

リコーは2013年に世界で初めてワンショットで360度撮影ができるカメラ「RICOH THETA」を発売以降、360度画像・映像を活用した事業の幅を広げている。

現在では、360度画像・映像に関連するデバイスやソフトウェア、クラウドサービスを連携させることで、撮影からデータ活用まで、ワークフロー全体を効率化するソリューション及び「RICOH360」プラットフォーム事業を強化している。

Mapxusは、最先端の屋内マッピング技術を提供する業界のリーディングカンパニーで、香港に本拠を構えている。

マルチセンサー、Wi-Fiフィンガープリンティングを活用した屋内測位、AI技術を統合したスケーラブルなソリューションを開発している。

両社の技術提携により、360度カメラによる屋内データの効率的な取得、THETA Twinによるカメラ本体からの撮影データの自動アップロード、RICOH360 Cloudによる柔軟なデータ活用を実現する。

リアルタイムのデータ処理と視覚化を可能にするクラウドベースのプラットフォーム、適応型マッピング技術の開発も進める。

屋内ナビゲーションやバーチャルツアーを閲覧するエンドユーザーにとって、より直感的なユーザー体験の創出と空間データからの実用的な洞察の生成を目指す。




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デジコン編集部

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