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デジコン編集部 2021.9.16

アカサカテック、ICT施工と測位用途で使い分け。i-Construction専用の小型無線機を11月にリリース

CONTENTS
  1. 小型・軽量化を実現
  2. 測位用途で使用する場合 (構成例)
  3. ICT施工で使用する場合 (構成例)
株式会社アカサカテックは、i-Construction専用の小型無線ユニット『A8500U』を、2021年11月にリリースすると発表した。

本製品『A8500U』は、GNSS補正データを受信しRTK測位を支援するための小型無線ユニット。RTK-GNSS受信機と組み合わせ、基地局から送信されたGNSS補正データを移動局として受け取ることで、センチメートル級精度のRTK測位を支援する。サンライズテクノ社のデジタル送受信無線機『U7000』に対応した、アカサカテックオリジナルの受信専用機になっている。

デジタル簡易無線でのRTK測位は、インターネット環境を必要とせず、仮想基準点を用いたVRS方式と比較しても、より高い精度で位置情報を取得できる特長がある。

高精度な位置情報が求められるICT施工での利用を想定し、DC9~35Vの電圧に対応させることで、様々な建機からの給電が可能。また、ポータビリティ性が重視される測位用途での利用を想定し、充電式のバッテリーパックにも対応している。

ICT施工と測位用途、それぞれの利用シーンに対応した専用アタッチメントを用いることで、ストレスのないシンプルな設置を実現。利用シーンに合わせて使い分けできる、小型で実用的な一台を目指したという。

小型・軽量化を実現



従来の『U7000』は、無線機本体のほかに、重さのある外部バッテリーが必要だった。新たに開発した『A8500U』では、無線機本体の小型・軽量化を実現し、充電式のバッテリーパックと外部電源供給の両方に対応させたことで、より幅広いシーンでの利用が可能になっている。


測位用途で使用する場合 (構成例)



アカサカテックのRTK-GNSS受信機『RTF500』ローバーセットと組み合わせた構成例。付属のインターフェースケーブル、専用のアタッチメントを用いることで、使い勝手のいいシンプルな機器構成を実現。加えて、充電式のリチウムイオンバッテリーパック(1800mAh)で10時間の連続稼働も可能になる。

ICT施工で使用する場合 (構成例)



RTK-GNSS受信機を搭載した施工機で使用する場合の構成例。付属の変換ケーブルや外部電源ユニット(DC9~35V電圧対応)、専用のアタッチメントを用いることで、様々な施工機においてシンプルかつ柔軟な設置ができる。


参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000059979.html
WRITTEN by

デジコン編集部

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