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デジコン編集部 2025.7.1

ソラコム社、ソラカメの屋外設置対応新製品を7月16日発売。屋外スターターキットとソーラーキットで電源・通信環境なしでも利用可能

CONTENTS
  1. IP65完全防水・防塵仕様でフルHD対応、ソーラーキットは無日照環境下でも最大3日間連続使用可能
ソラコムがソラコムクラウドカメラサービス「ソラカメ」の新たな製品として、屋外や電源・通信環境が整っていない場所でも使える「ソラカメ屋外スターターキット」と「ソラカメ屋外ソーラーキット」を2025年7月16日から販売開始する。

これまでクラウド型カメラを設置できなかった建設現場、工場、農地、太陽光発電所、河川などの防災管理分野での活用が可能になる。

IP65完全防水・防塵仕様でフルHD対応、ソーラーキットは無日照環境下でも最大3日間連続使用可能


「ソラカメ」はWi-Fiにつなぐだけですぐにクラウドへの録画が始められるカメラサービスである。

リーズナブルな価格と設置の手軽さから、現場主導でのデジタル化を進めるツールとして、建設、物流、小売など様々な業界で活用が広がっている。



今回の新製品は「電源がない」「Wi-Fiが利用できない」といった環境でも利用できるよう設計されており、より多くの現場でソラカメを活用できるようになる。

「ソラカメ屋外スターターキット」は電源がある場所であれば、すぐにカメラを使い始められるセットである。

フルHDの高解像度、IP65の完全防水・防塵仕様、首振り(パン・チルト)を搭載したカメラ「ATOM Cam Swing」のカメラ本体に加えて、通信ルーターや専用の電源アダプターをまとめて防水ケースに収めた構成になっている。

インターネットの工事や難しい設定は不要で、届いてすぐに設置・利用が可能である。

防水仕様なので雨やほこりにも強く、常設用途にも安心して利用できる。

「ソラカメ屋外ソーラーキット」は電源がない場所でもクラウド型カメラを設置できる移動式の電源供給ユニットである。


ソラカメ用の電源として利用できるソーラーパネルと大容量バッテリーがセットになっており、コンセントがない場所でも工事不要で簡単に設置できる。

無日照環境下でも最大3日間の連続使用が可能となっている。

機材全体の重さも25kgと軽量で、台車などで移動・運搬が可能である。

パネルおよびバッテリーには大手電機メーカーをはじめ多くの取引先に製品を供給する「諏訪三社電機」製のソーラーパネルおよびバッテリーを採用している。

工事現場では作業進捗のリモート管理や資材置き場での出入りの記録、農業では農作物の育成状況の管理といった使い方が期待されている。

商業施設、太陽光発電所、河川などの防災管理、避難所、観光地など様々な場所での活用が可能になる。

本体価格は39,600円で、データ通信料金は5,500円/月、ソラカメの「クラウド常時録画」または「クラウドモーション検知"無制限"録画」ライセンスの月額利用料金(990円/月〜)が必要となる。



WRITTEN by

デジコン編集部

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