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デジコン編集部 2025.6.13

テラドローン。米国防総省認定「Blue UAS Cleared List」登録のドローン「ALTA X」で測量サービス開始

CONTENTS
  1. 防衛関連施設での情報セキュリティ制限を解決し大型ペイロードで長時間飛行も実現
テラドローンは、2025年6月より米国Freefly社の大型ドローン「ALTA X」を活用した測量サービスの提供を開始した。

同機体は、米国防総省が安全性を認定する「Blue UAS Cleared List」に登録されており、防衛施設周辺などセキュリティ要件の高いエリアでの測量に対応する。

防衛関連施設での情報セキュリティ制限を解決し大型ペイロードで長時間飛行も実現


「Blue UAS Cleared List」は、米国防総省が米軍や政府関連施設の運用要件を満たしたと認定した機体を掲載するリストとなっている。

日本においても、防衛施設(在日米軍基地などを含む)やその周辺などセキュリティ要件の高いエリアにおいては、当該リストに登録された機体による測量が求められる場合がある現状である。


同社は、国内外での豊富な実績をもとに、最先端のドローン測量サービスを提供してきた経緯がある。

特に、グリーンレーザや赤外線レーザを搭載したドローンによる測量技術を強みに、陸上や水中の複雑な地形・構造物の高精度な3次元データ取得を可能にしている。

一方で、従来使用していた「Matrice 300/350 RTK」および「Matrice 600」は、日本国内の防衛関連施設が写り込む可能性のある測量案件では、情報セキュリティ上の観点から使用が制限されるケースもあった。

このため同社は、米国防総省が安全性を認定する「Blue UAS Cleared List」に登録された産業用大型ドローン「ALTA X」を導入し、より多様な測量案件に対応し得る体制を構築している。

「ALTA X」は、ペイロード(搭載重量)の大きさを活かし、高性能なグリーンレーザなど重量のあるレーザ機器を搭載した長時間の飛行も実現する特徴を持っている。

今後同社は、使用機種に「ALTA X」を加え、対応可能なエリアを拡張するとともに、それぞれの特性を活かした多様な測量サービスを展開していく方針である。






WRITTEN by

デジコン編集部

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