行政・政策
デジコン編集部 2025.5.22

国交省が「PLATEAU全国会議」を6月2日に開催。3D都市モデルの活用事例を多数紹介

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  1. プロジェクト6年目を迎え「実証から実装へ」フェーズ移行、自治体と民間の先進活用事例を一堂に共有
国土交通省は6月2日(月)、地方公共団体でのPLATEAUデータ整備・活用事例や民間事業者発のオープンイノベーション事例を紹介する講演会「PLATEAU全国会議」を開催する。

開催場所は御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで、オンラインでの参加も可能だ。

プロジェクト6年目を迎え「実証から実装へ」フェーズ移行、自治体と民間の先進活用事例を一堂に共有


Project PLATEAU(プラトー)は、国土交通省がさまざまなプレイヤーと連携して推進する日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクトである。

プロジェクト開始から6年目を迎えた現在、これまでに生み出してきた「実際に役立つ」サービスを社会に実装すべく、「実証から実装へ」とフェーズを移行し、新たな取り組みを展開している。

今回の全国会議では、福岡県うきは市、神奈川県相模原市、和歌山県すさみ町、高知県の自治体によるPLATEAU活用事例が紹介される予定だ。

民間からはつくるAI、スペースシフト、LociAI、大林組の4社が登壇し、それぞれの3D都市モデルを活用したイノベーション事例を発表する。


会議のアジェンダには自治体アドバイザリーボード(第1回)、国土交通省政務からの挨拶、さらに国土交通省からのPLATEAUに関する最新の取り組み紹介も含まれている。

閉会後には、現地参加者向けにネットワーキングイベントも開催され、参加者同士の交流の機会が設けられる。

地域課題の解決方法を探している方、PLATEAUを使った新たな着想・ヒントを得たい方、関係者とのネットワークを広げたい方など、関心のある人は参加を検討してみるとよいだろう。

参加費は無料で、申し込みはPeatixのウェブサイトで受け付けている。

現在公開されている活用事例のイメージからは、まちづくり・都市計画立案、建築基準法に適合したボリュームを生成した計算、3D都市モデルによるSAR衛星画像のシミュレーション画像、PLATEAUを活用したドローン航路作成とデジタル避難訓練などが含まれている。

Project PLATEAUは2025年度も引き続き、地方公共団体、民間事業者、地域コミュニティなどの多様なプレイヤーによる取り組みを後押しし、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化の自律的な発展を目指している。


参考・画像元:国土交通省プレスリリースより


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デジコン編集部

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