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デジコン編集部 2025.4.30

ドローン映像を活用した交通挙動分析ツールを開発。広範囲・高精度な車両走行軌跡データの取得が可能に。エイテック社

CONTENTS
  1. 従来の固定カメラ撮影の限界を克服、空撮映像の正射変換と自動補正機能で交通安全・渋滞対策の精度向上に貢献
エイテックは、交通工学分野での知見と空間情報技術を融合し、ドローン映像から車両の走行軌跡を正確に再現する「ドローン映像対応型交通分析ツール」を開発した。

従来の固定カメラ撮影の限界を克服、空撮映像の正射変換と自動補正機能で交通安全・渋滞対策の精度向上に貢献


交通安全対策や渋滞対策に利用される交通挙動データは、従来ビデオカメラを道路標識や照明柱等の道路附属物に固定して撮影する手法が一般的だった。

この従来手法には、撮影アングルに制約があることで分析精度の確保に限界があるという課題があった。

また、分析に使用できるデータの範囲が限定され、広範囲の箇所では複数台のビデオカメラが必要となる問題もあった。

さらに、事前の手続きや機材設置に手間を要するという運用面での課題も存在していた。

これらの課題に対して、エイテックが開発した新ツールはドローンを活用することで、1つのアングルで広範囲の撮影を可能にした。

撮影された映像は正射変換される特徴があり、これにより真上から見た走行軌跡が再現され、交通挙動データの精度向上を実現している。

また、風によるドローン映像のブレという空撮特有の問題に対しては、分析ツールに搭載された自動補正機能で対応可能となっている。

これにより、交差点や合流部などの複雑な車両挙動を高精度で分析できるようになり、より効果的な交通安全対策や渋滞緩和策の立案が期待される。




参考・画像元:エイテックプレスリリースより
 
WRITTEN by

デジコン編集部

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