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デジコン編集部 2025.4.25

DRONE SPORTS。非GPS環境対応点検用小型ドローン「Rangle micro2」発売。カメラチルト機構と4000ルーメンLEDで暗所撮影性能を向上【動画あり】

CONTENTS
  1. 180度可動カメラで橋梁の上下面も撮影可能、高輝度LEDで地下施設やトンネル内の鮮明な点検に対応
DRONE SPORTSは2025年4月25日、国産産業用ドローンブランド「Rangle」の新機種として、非GPS環境下でのインフラ点検向け小型ドローン「Rangle micro2」を正式リリースした。

180度可動カメラで橋梁の上下面も撮影可能、高輝度LEDで地下施設やトンネル内の鮮明な点検に対応


「Rangle micro2」は、2024年9月にリリースされた前モデル「Rangle micro」の後継機種で、非GPS環境下でも安定して飛行できる機能はそのままに、撮影性能を強化した小型ドローンである。


外形寸法は横163mm × 縦155mm × 高さ55mmと、前モデルよりもやや薄型の設計となっている。

最大の特徴は、カメラの可動域を180度(+90/-90度)まで拡大したチルト機能を搭載した点である。

これにより、構造物の真上や真下といった、従来の点検では見落とされがちだった部分も詳細に撮影できるようになった。

(Rangle micro2の飛行中のカメラ映像から抜粋。橋梁下方から飛行開始し、骨組みの中を通過しながらの撮影を行った。)

カメラの性能も向上し、5K以上の超高解像度撮影に対応することで、インフラ点検時の異常早期発見をサポートする。

もう一つの大きな特徴は、最大光量4,000ルーメンの高輝度LEDライトを標準搭載した点である。

これにより、屋内やトンネル、地下施設など光の届かない場所でも鮮明な映像取得が可能となり、点検の精度向上と作業時間の短縮を実現する。

前モデルの「Rangle micro」は、超小型・軽量設計と非GPS環境下での安定飛行性能が評価され、橋梁点検や狭所点検などの現場で活用されてきた。


同社が提供する点検サービスでの使用だけでなく、「Rangleサブスクリプションプラン」導入企業にも積極的に活用されてきた実績がある。

特に注目すべき点として、「Rangle micro」とフォトグラメトリー(SfM)技術を組み合わせた橋梁点検では、ミリ単位での三次元データ取得にも成功しているという。

今回リリースされた「Rangle micro2」は、こうした実績と現場からのフィードバックを反映して開発されたもので、本日より「Rangleサブスクリプションプラン」のラインナップに加わる。

 
 
 
WRITTEN by

デジコン編集部

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