
日綜産業は2025年4月21日、同社開発の「法面作業構台マルチアングル工法」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)において「準推奨技術」に選定されたと発表した。
この工法は、仮設資材を用いて法面(のりめん)上に安全な作業構台を構築できる独自の技術で、今回の選定により国からその信頼性と有用性が認められた形となる。
国土交通省が運用するNETISは、公共工事における新技術の活用促進を目的とした情報データベースで、登録技術の中でも特に施工の安全性や効率向上に寄与すると評価されたものに「推奨技術」や「準推奨技術」の区分が与えられる。
準推奨技術の選定は、国土交通省による厳格な審査・評価を経て認められるもので、この認定により本工法は公共事業において優先的な採用が推奨される技術の一つとなった。
今後、国や自治体の工事案件で採用される際には、施工業者の評価加点などのインセンティブも期待される。
「法面作業構台マルチアングル工法」は、日綜産業が独自に開発したクサビ緊結式システム足場兼支保工「ニッソー3Sシステム」を応用したもので、様々な傾斜の法面に柔軟に対応できる。

最大の特徴は、重機が不要でハンマー1本で簡単に組立・解体ができる点にある。
同社の試算によると、1,000空㎥モデルを用いた比較において、単管パイプ、クランプ、番線等を用いる従来工法と比べ、組立・解体工数を37.78%、コストを21.34%削減できるという。
また、支柱の最大許容荷重は7.1tと、単管と比べて3倍以上の許容支持力があり、50tのラフタークレーンなどの重機の積載にも対応する。
JIS規格A8972(法面工事用仮設設備)に基づいているため、明確な根拠に基づく強度計算が可能である点も、類似工法にはない特徴となっている。
本工法は2016年にNETIS登録(登録番号:KT-160136-A)されて以来、法面補修工事や法面防災対策工事、災害時の緊急復旧工事など全国で累計2,500現場以上の施工実績を重ねてきた。
その豊富な実績と効果が評価され、2021年にはNETIS区分が活用促進技術(KT-160136-VE)に昇格し、今回の準推奨技術への選定に至ったものである。
参考・画像元:日綜産業プレスリリースより
単管足場の3倍以上の耐荷重性能と重機不要の施工で累計2,500現場の実績評価
この工法は、仮設資材を用いて法面(のりめん)上に安全な作業構台を構築できる独自の技術で、今回の選定により国からその信頼性と有用性が認められた形となる。
国土交通省が運用するNETISは、公共工事における新技術の活用促進を目的とした情報データベースで、登録技術の中でも特に施工の安全性や効率向上に寄与すると評価されたものに「推奨技術」や「準推奨技術」の区分が与えられる。
準推奨技術の選定は、国土交通省による厳格な審査・評価を経て認められるもので、この認定により本工法は公共事業において優先的な採用が推奨される技術の一つとなった。
今後、国や自治体の工事案件で採用される際には、施工業者の評価加点などのインセンティブも期待される。
「法面作業構台マルチアングル工法」は、日綜産業が独自に開発したクサビ緊結式システム足場兼支保工「ニッソー3Sシステム」を応用したもので、様々な傾斜の法面に柔軟に対応できる。

最大の特徴は、重機が不要でハンマー1本で簡単に組立・解体ができる点にある。
同社の試算によると、1,000空㎥モデルを用いた比較において、単管パイプ、クランプ、番線等を用いる従来工法と比べ、組立・解体工数を37.78%、コストを21.34%削減できるという。
また、支柱の最大許容荷重は7.1tと、単管と比べて3倍以上の許容支持力があり、50tのラフタークレーンなどの重機の積載にも対応する。
JIS規格A8972(法面工事用仮設設備)に基づいているため、明確な根拠に基づく強度計算が可能である点も、類似工法にはない特徴となっている。
本工法は2016年にNETIS登録(登録番号:KT-160136-A)されて以来、法面補修工事や法面防災対策工事、災害時の緊急復旧工事など全国で累計2,500現場以上の施工実績を重ねてきた。
その豊富な実績と効果が評価され、2021年にはNETIS区分が活用促進技術(KT-160136-VE)に昇格し、今回の準推奨技術への選定に至ったものである。
参考・画像元:日綜産業プレスリリースより
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