スパイダープラス。遠隔支援ツール「SynQ Remote」の取り扱いを開始。建設現場の指示出しを映像で明確化

スパイダープラスは2025年4月15日、クアンドが開発提供する遠隔支援ツール「SynQ Remote（シンクリモート）」の取り扱いを開始したと発表した。

QRコードで即時接続、通信環境の悪い建設現場でも高画質映像共有を実現

「SynQ Remote」は、リアルタイム映像コミュニケーションを可能にするツールで、遠隔地にいる管理者と現場担当者が同じ映像を閲覧しながら状況確認や指示出しを行える。

これにより建設現場特有の「あれ、これ、それ」という曖昧な表現による意思疎通の課題を解決し、明確なコミュニケーションを実現する。

本ツールの最大の特徴は、専用端末やアプリのインストールが不要な「ゲスト入室機能」である。

QRコードを読み込むだけで管理者と同じ画面を閲覧できるため、多数の作業員が出入りする建設現場でも、個別に準備する手間なく即座に情報共有が可能となる。

また、閲覧中の映像から切り出した静止画に直接書き込める「お絵かき機能」や、画面上の任意の箇所を指し示す「ポインタ」機能など、直感的な操作が可能な設計となっている。

建設現場特有の課題に対応した機能として、通信環境が悪い状況でもクリアな映像共有を可能にする「画質優先モード」を搭載。

高層階や地下、山間部など通信状態が不安定な現場でも、高精細な映像を介して寸法やディテールまで確認できるコミュニケーションが実現する。

スパイダープラスが提供する建設DXサービス「SPIDERPLUS」と組み合わせることで、PCの場合は画面共有機能によって任意のSPIDERPLUS画面を共有でき、タブレットやスマートフォンの場合はSPIDERPLUS画面にかざすことで情報共有が可能である。

すでに建設・土木業や製造業、行政機関を中心に導入が広がっており、現場作業の効率化に貢献している。