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デジコン編集部 2025.4.15

ダンプカーのシート開閉を検知する警報器を発売。ヒューマンエラーによる接触事故を防止。東京計器

CONTENTS
  1. 無線通信で簡単設置、磁石とUSB接続だけで工具不要のドライバー安全支援装置
東京計器は2025年4月15日、ダンプカーの飛散防止装置の開閉状態を検知して警告する「ダンプシート開閉警報器SA-1」の販売を開始したと発表した。

無線通信で簡単設置、磁石とUSB接続だけで工具不要のドライバー安全支援装置


本製品は、ダンプカーの飛散防止装置が開いた状態をセンサが検知すると、運転席に設置された警報器が音とLEDで運転手に注意を促す安全装置である。

貨物運搬車両には法令により積載物の落下防止措置が義務付けられており、ダンプカーでは通常、荷台を囲む側面に飛散防止装置が設置されている。

しかし運転手の不注意により飛散防止装置が開いたまま走行すると、道路施設などの構造物への接触事故や積載物の落下・飛散による事故を引き起こす危険性がある。

この「ダンプシート開閉警報器SA-1」は、日本道路とエヌディーリース・システムとの共同開発によって生まれた製品で、ヒューマンエラーによる事故予防を目的としている。

最大の特長は、センサと警報器の間が無線通信で接続されるため、複雑な配線作業が必要ない点である。

センサは磁石で警報器はUSB接続で簡単に取り付けることができ、専門的な工具や技術を必要としない設計となっている。

また、センサ部分は防塵防水対応設計で、悪天候下での使用にも耐える堅牢性を備えている。

さらに、センサの電池消耗などの異常が発生した場合は、警報器が自動的にアラームでドライバーに知らせる自己診断機能も搭載している。

手のひらサイズの小型・軽量設計で運転席のスペースを取らず、警報器のボタン操作で警報音の一時停止や音量調整も可能という使い勝手の良さも特徴である。






WRITTEN by

デジコン編集部

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