行政・政策
デジコン編集部 2025.4.14

国交省。道路の現地実証実験と民間アイデアの公募を開始

CONTENTS
  1. 地方公共団体と民間企業のシーズ・ニーズマッチングを図り、課題解決型の道路利活用を促進
国土交通省道路局は、令和7年度の道路に関する新たな取組の現地実証実験(社会実験)と民間企業等が有するアイデアの公募を4月11日から5月23日まで実施する。

地方公共団体による実証実験と民間企業のアイデア提案を通じて、新たな道路施策の導入に向けた検証を進める。

地方公共団体と民間企業のシーズ・ニーズマッチングを図り、課題解決型の道路利活用を促進


国土交通省では、新たな道路施策の展開と円滑な事業実施を目的とする現地実証実験(社会実験)を、平成11年度から公募により実施している。

この制度は、道路施策の導入に先立ち、場所や期間を限定して試行・評価するものであり、地方公共団体が申請者となる。

民間企業が現地実証実験を行いたい場合は、一緒に取り組む地方公共団体と協議会等を組織し、地方公共団体を通じて申請することが可能となっている。

申請書の提出先は、実験を実施する地域を管轄する地方整備局等となり、実験内容や申請等に関する事前相談、問い合わせは随時受け付けている。

公募要領や公募申請書は国土交通省のウェブサイトからダウンロードできる。

また、令和3年度からは新たな取り組みとして、民間企業が有するアイデア「シーズ」と地方公共団体等が抱える課題「ニーズ」をマッチングする仕組みも導入されている。

この「民間企業等が有するアイデア公募」では、地域の課題解決に資する道路での新たな取り組みのアイデアを民間企業等の団体から直接募集する。

提案内容や申請等に関する事前相談、問い合わせも随時受け付けており、提出先は地方整備局等となる。

こうした二段階の公募方式により、民間の技術やアイデアを地方公共団体の道路課題解決に効果的に結びつけ、成功事例の横展開を図る狙いがある。

過去の実証実験では、交通安全対策、地域活性化、環境対策、防災・減災など多岐にわたるテーマで成果が上がっており、実験結果が本格的な政策導入にもつながっている。

今回の公募は4月11日から5月23日までとなっており、実証実験の実施時期は令和7年度内を予定している。




参考・画像元:国土交通省プレスリリースより



WRITTEN by

デジコン編集部

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