
テラ・ラボは、滑走路不要な垂直離発着型長距離固定翼無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」の性能評価飛行試験を海外で実施し、2025年1月から3月にかけて累計50時間の飛行を達成した。
5月には国内カテゴリーⅡ(目視外飛行)認可に必要な100時間の飛行達成を見込んでいる。
テラ・ドルフィンはMPP(Multi Purpose Platforms、多目的プラットフォーム型無人航空機)として開発されている翼長4mの固定翼型無人航空機である。
制御装置、推進装置や観測装置を選べるなど多様な用途に対応できる設計となっている。
固定翼の無人航空機は長距離飛行が可能という特性を持つが、従来は離発着に滑走路が必要であり、運用上の大きな制約となっていた。
テラ・ラボが開発した「テラ・ドルフィンVTOL」は、長距離飛行能力を維持しながら垂直離発着機能を追加することで、この制約を解消している。

日本国内では大型固定翼機の長期間の飛行試験場所の確保が難しく、また飛行試験中の事故リスクも考慮して、同社は海外に飛行試験場を確保して性能評価試験を実施している。
日本国内でカテゴリーⅡ(目視外飛行等)を実現するには、最大離陸重量25kg以上のドローンについては「機体を整備することにより100時間以上の飛行に耐え得る耐久性を有すること」という厳しい規制がある。
テラ・ラボは2025年5月には累計100時間の飛行試験を完遂する見込みとしており、これにより国内でのカテゴリーⅡ運用に必要な条件をクリアすることになる。
テラ・ドルフィンの開発には公的支援も活用されており、2019-2021年度には「地域復興実用化開発等促進事業補助金(福島県)」を活用してプロトタイプによる飛行試験を実施。
さらに2023-2024年度には「新あいち創造研究開発補助金(愛知県)」を活用し、垂直離発着可能な固定翼機として機体の量産化に向けた性能評価試験を行ってきた。
現在、テラ・ドルフィンの同型機は県営名古屋空港ターミナルビル3階「テララボ災害対策オペレーションセンター」に展示されている。
今後は日本国内においてカテゴリーⅡの実証実験を行い、早期の実用化を目指す方針だ。
5月には国内カテゴリーⅡ(目視外飛行)認可に必要な100時間の飛行達成を見込んでいる。
翼長4mの固定翼機に垂直離着陸機能を搭載、災害監視や洋上監視に最適な1000km飛行を実現
テラ・ドルフィンはMPP(Multi Purpose Platforms、多目的プラットフォーム型無人航空機)として開発されている翼長4mの固定翼型無人航空機である。
制御装置、推進装置や観測装置を選べるなど多様な用途に対応できる設計となっている。
固定翼の無人航空機は長距離飛行が可能という特性を持つが、従来は離発着に滑走路が必要であり、運用上の大きな制約となっていた。
テラ・ラボが開発した「テラ・ドルフィンVTOL」は、長距離飛行能力を維持しながら垂直離発着機能を追加することで、この制約を解消している。

日本国内では大型固定翼機の長期間の飛行試験場所の確保が難しく、また飛行試験中の事故リスクも考慮して、同社は海外に飛行試験場を確保して性能評価試験を実施している。
日本国内でカテゴリーⅡ(目視外飛行等)を実現するには、最大離陸重量25kg以上のドローンについては「機体を整備することにより100時間以上の飛行に耐え得る耐久性を有すること」という厳しい規制がある。
テラ・ラボは2025年5月には累計100時間の飛行試験を完遂する見込みとしており、これにより国内でのカテゴリーⅡ運用に必要な条件をクリアすることになる。
テラ・ドルフィンの開発には公的支援も活用されており、2019-2021年度には「地域復興実用化開発等促進事業補助金(福島県)」を活用してプロトタイプによる飛行試験を実施。
さらに2023-2024年度には「新あいち創造研究開発補助金(愛知県)」を活用し、垂直離発着可能な固定翼機として機体の量産化に向けた性能評価試験を行ってきた。
現在、テラ・ドルフィンの同型機は県営名古屋空港ターミナルビル3階「テララボ災害対策オペレーションセンター」に展示されている。
今後は日本国内においてカテゴリーⅡの実証実験を行い、早期の実用化を目指す方針だ。
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