
クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営するアンドパッドは、大成建設とBIMデータと連携した「配筋検査」機能の現場検証を開始した。6月までの検証期間で配筋検査の準備作業と検査業務の省力化、デジタルでの検査進捗管理方法の検証を行う。
建設業界では近年、BIMデータを活用した建築確認申請やBIM活用の標準化に向けた取り組みが活発化している。
特に大成建設では「進化型DXパッケージ施工」として建築現場のDX化を推進し、個々の技術をBIMに紐づけたパッケージを「現場ですぐ使える」「実効性が実感できる省力化」などといった生産性向上施策として実施している。

こうした流れの中で今回、アンドパッドと大成建設はBIMとのデータ連携が可能な「配筋検査」機能を共同で開発し、現場検証を行うことになった。
従来、配筋検査の準備業務は構造図から配筋要領や構造リスト(豆図)、構造伏図などの情報を手作業で抽出・整理する必要があり、作成に多くの時間を要していた。
この手間のかかる準備作業をBIMデータと連携させることで自動化し、検査業務の効率化を図るのが今回の取り組みの目的である。
今回の検証では、大成建設の施工現場において、鉄筋加工図や施工図へ活用しているBIMデータを新たな配筋検査機能と連携させ、準備作業と検査業務の省力化を実証する。
さらに、デジタル化された検査記録によって、検査の進捗状況をリアルタイムで把握・管理する方法についても検証を行う予定だ。
アンドパッドと大成建設はこれまでも施工現場でのBIM活用に関する取り組みを実施してきており、今回の配筋検査機能はその延長線上にある協業プロジェクトとなる。
検証期間は2025年6月までを予定しており、成果が出れば他の現場への展開も視野に入れていると見られる。
構造図から手作業で情報収集する従来の配筋検査準備を自動化し、建設現場の生産性向上を推進
建設業界では近年、BIMデータを活用した建築確認申請やBIM活用の標準化に向けた取り組みが活発化している。
特に大成建設では「進化型DXパッケージ施工」として建築現場のDX化を推進し、個々の技術をBIMに紐づけたパッケージを「現場ですぐ使える」「実効性が実感できる省力化」などといった生産性向上施策として実施している。

こうした流れの中で今回、アンドパッドと大成建設はBIMとのデータ連携が可能な「配筋検査」機能を共同で開発し、現場検証を行うことになった。
従来、配筋検査の準備業務は構造図から配筋要領や構造リスト(豆図)、構造伏図などの情報を手作業で抽出・整理する必要があり、作成に多くの時間を要していた。
この手間のかかる準備作業をBIMデータと連携させることで自動化し、検査業務の効率化を図るのが今回の取り組みの目的である。
今回の検証では、大成建設の施工現場において、鉄筋加工図や施工図へ活用しているBIMデータを新たな配筋検査機能と連携させ、準備作業と検査業務の省力化を実証する。
さらに、デジタル化された検査記録によって、検査の進捗状況をリアルタイムで把握・管理する方法についても検証を行う予定だ。
アンドパッドと大成建設はこれまでも施工現場でのBIM活用に関する取り組みを実施してきており、今回の配筋検査機能はその延長線上にある協業プロジェクトとなる。
検証期間は2025年6月までを予定しており、成果が出れば他の現場への展開も視野に入れていると見られる。
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