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デジコン編集部 2021.7.15

九州地整の「令和3年度防災訓練」にて、 OPTiMがスマホ・タブレットで簡単に高精度3次元測量できる 「OPTiM Geo Scan」を提供

AI・IoT・ビッグデータプラットフォームのマーケットリーダー、株式会社オプティムは、国土交通省 九州地方整備局が7月14日に福岡県久留米市で実施する、「令和3年度前期防災通信訓練」にオプティムの製品「OPTiM Geo Scan」を提供した。本訓練では、「DXを活用した防災訓練の実施」をテーマとし、「OPTiM Geo Scan」をはじめとする新技術を用いた訓練が実施された。

「OPTiM Geo Scan」とは、スマートフォンまたはタブレットで土構造物等の測量対象をスキャンすることで、土木現場で求められる高精度な3次元データを生成可能なアプリケーションだ。本アプリケーションは、ドローンやレーザースキャナなどの利用が難しい小規模現場での利用を想定しており、従来の光波測量と比較すると、測量時間を最大60%削減※1することが可能。





さらに費用面においても、既存の3D測量(ドローン、レーザースキャナ等)に比べ80%以上のコスト削減※2が実現できる。測量に際し、専門知識は不要で、一人で手軽に測量を行うことが可能であるため、人手不足や技術者不足解消にも貢献。加えて、測量により取得した3次元データはxyzRGB形式及びLAS形式にて出力ができるため、今使っている、点群処理ソフトウェアやCADソフトを利用して、横断図の作成などが行える。(NETIS※3登録申請中)

これまで、高精度測量(レーザー測量)を実施する際、数百万円から数千万円の高価な測量機材を必要としてきた。また、測量機材が大きく、重量があることや、機材を三脚に添えることが必要な場合があるなど、災害復旧現場では取り扱いが難しいといった問題も。

iPhoneおよびiPadによる点群プレビュー

そのような問題を解決すべく、一般に普及しているスマートフォンやタブレットを用いて、だれでも簡単に高精度3次元測量が行える「OPTiM Geo Scan」を提供。「OPTiM Geo Scan」を活用することで、測量機器のコスト軽減や測量時間の短縮を見込むことができるため、災害復旧現場などで、3次元データの収集や同データを活用した災害復旧活動への寄与が期待できる。





※1  800平方メートルの現場を想定、オプティムにて計算した結果に基づく ※2  800平方メートルの現場を想定、オプティムが実施した調査結果に基づき、計算した結果 ※3 NETIS:新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、国土交通省が整備したデータベースシステム

参考:https://www.atpress.ne.jp/news/267106 より
WRITTEN by

デジコン編集部

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