愛媛県の白石建設工業が安全点検DXツール「GENBAx点検」を導入。創業65年の総合建設会社がデジタル化推進

愛媛県に本社を置く白石建設工業が、SORABITOが開発・提供する建設現場向け安全点検DXツール「GENBAx点検」を導入したことが発表された。

スマホによる点検登録からリアルタイム集計・電子承認までをワンストップで実現し書類作業の効率化へ

白石建設工業は1959年の創業以来、土木業を主軸としながら、建築業、エネルギー事業、不動産事業、リサイクル事業、農業と幅広い分野で事業展開している総合建設会社である。

同社では「GENBAx点検」導入前、現場での安全点検業務において複数の課題を抱えていた。

書類量が多く整理に時間がかかる問題や、点検忘れを発見した際にその日がいつだったか瞬時に判断できない状況、手書きチェックによる作業効率の悪さなどが課題として認識されていた。

これらの課題解決を目指して導入された「GENBAx点検」は、主に3つの特徴を持つデジタルツールである。

1つ目の特徴は「スマホで点検」が可能な点で、建機の点検、設備の点検、作業員の健康チェックまであらゆる点検業務をスマートフォンで実施できる。

QRコード読み取りによるログインや、作業員のユーザー登録不要の仕組みにより、協力会社が多い建設現場での利用をスムーズにしている。

2つ目の「結果はリアルタイム集計・共有」という特徴では、スマホで登録された点検結果がリアルタイムにパソコンで確認可能となる。

作業完了状況をリアルタイムに集計し日々の点検状況を可視化することで、点検表の回収が不要になり、点検アラートの把握が効率化される。

3つ目は「パソコン・スマホで電子承認」機能で、電子承認機能によりパソコンやスマホで承認作業を完結できる。

いつでもどこでも承認が可能となり、多段階承認機能により社内の点検表回覧が不要になるメリットもある。

白石建設工業では今後、この「GENBAx点検」の活用を推進することで、帳票電子化によって重機点検、日常点検、持ち込み機械などの種類を元請け側で一目で確認できるようにし、ペーパーレス化による作業効率向上を図る計画である。