行政・政策
デジコン編集部 2025.3.21

国交省、港湾工事の「新技術カタログ」第2弾に向け技術情報を募集。気候変動対応や生物共生型技術など4テーマを設定

CONTENTS
  1. 藻場・干潟造成や護岸嵩上げなど現場ニーズに対応する技術を4月25日まで受付
国土交通省は、港湾工事の設計段階からの新技術導入を促進するため、「新技術カタログ」第2弾の策定に向けた技術情報の募集を開始した。

藻場・干潟造成や護岸嵩上げなど現場ニーズに対応する技術を4月25日まで受付


本募集は、「第4回港湾工事における設計段階からの新技術導入促進委員会」を踏まえて実施されるもので、「全国的に共通する現場ニーズ」に対応する技術情報を求めている。

募集期間は令和7年3月21日から4月25日正午までで、応募された技術情報はヒアリング等による内容確認後、選定されたものが「新技術カタログ」第2弾として公表される予定だ。

今回設定された現場ニーズは計4テーマあり、うち2テーマが新規、2テーマが前年度からの継続となっている。

新規テーマの1つ目は「藻場・干潟造成」である。


これは地球温暖化への緩和策としてブルーカーボン(海洋生態系による二酸化炭素吸収)を活用するため、生物共生型港湾構造物の整備や浚渫土を有効活用した浅場造成などを効果的・効率的に実施するための技術が求められている。

2つ目の新規テーマは「護岸嵩上げ等の気候変動適応」である。


気候変動による海面上昇や波力増大に適応した護岸や防波堤等の嵩上げや強化などを効果的・効率的に実施するための技術が対象となる。

令和6年4月の技術基準告示改正において、気候変動により外力が経年変化することを考慮した設計手法が導入されたことを背景に、既設の護岸や防波堤の改良技術、供用中の岸壁等の浸水対策技術などが求められている。

継続テーマとしては「桟橋上部工の施工作業効率化」と「吸い出し防止対策」の2つが設定された。


「桟橋上部工の施工作業効率化」では、桟橋上部工の溶接などの床板の連結作業を不要とする工法や、プレキャスト部材等の活用による施工作業の効率化・省力化に資する技術が求められている。


「吸い出し防止対策」では、吸い出し防止機能をより長期間保持できる対策工法や、供用後の施設において吸い出しや陥没の発生後に容易かつ確実に補修できる対策工法が対象となる。

国土交通省は設計段階からの新技術導入を促進することで、港湾工事の生産性向上や気候変動対応、長寿命化などの課題解決を図る方針だ。


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デジコン編集部

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