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デジコン編集部 2025.3.18

Arentがオートデスクとソリューションプロバイダー契約を締結。BIM基盤の建設DXを加速

CONTENTS
  1. BIMと連携したアプリ開発体制を強化し建設業界の生産性向上へ
Arentはオートデスクとソリューションプロバイダー契約を締結し、オートデスク製品の正式な取り扱いおよび取り次ぎ業務を開始したと発表した。

BIMと連携したアプリ開発体制を強化し建設業界の生産性向上へ


本契約の締結により、Arentはオートデスクが提供するBIM関連ソリューションをはじめとする最先端のデジタル技術を活用した建設業界の生産性向上と業務効率化支援を強化する。

契約に伴い、「Architecture & Engineering / Building Architecture」スペシャライゼーションを取得し、サービス・サポート・コンサルティング体制も一層充実させる方針だ。

Arentは建設業界のDXを実現する最適なモデルとして、「BIMを基盤としたアプリ連携型」のアプローチを提唱している。

具体的には、建設業務のコア領域ではBIMと連携した自動化SaaSを活用し、ノンコア業務では汎用SaaSを導入することで、システム間をシームレスに接続しデータフローを最適化する仕組みを構築している。

同社の代表的な実績として、高砂熱学工業株式会社と共同開発した「PLANETS」(開発コードネーム)がある。

このプラットフォームはBIMデータの作成・活用を支える9つのSaaS群で構成され、うち3つはAutodesk Revitのアドインソフトとして開発された。

一部のアプリケーションではAutodesk Construction CloudおよびAutodesk Platform Servicesを活用し、高度なデータ連携を実現している点が特徴だ。

また自社プロダクトとして「LightningBIM自動配筋」「LightningBIMファミリ管理」などのRevitアドインソフトも開発・提供している。

近年、建設業界では労働力不足や業務の複雑化が進み、BIMを活用したDXの推進が急務となっている背景がある。

BIMは設計・施工・維持管理におけるデータを一元管理し、業務効率化、コスト削減、品質向上に貢献する技術として注目されている。

Arentはオートデスクとのパートナーシップを通じて、建設DXのリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化し、業界の発展に貢献していく意向を示している。





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デジコン編集部

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