MAMORIO社がヘルメット装着型スマートタグを発売。曲面にフィットし防水・防塵機能で建設現場での利用に最適

MAMORIOは、ヘルメットの曲面にピタッと貼り付けられる防水・防塵機能を備えたヘルメット装着型スマートタグ「MAMORIO Pro Helmet Beacon」の提供を開始した。

IP66相当の防水・防塵性能と2年間の電池持続を実現、作業員の位置情報管理で建設現場の安全向上に貢献

「MAMORIO Pro Helmet Beacon」は、法人向け紛失防止IoTソリューション「MAMORIO Biz」の経験と実績から生まれたプロ仕様スマートタグシリーズの新製品である。

サイズは縦23.6mm、横42.6mm、厚さ5.5～7.3mmと超小型でありながら、ヘルメットの曲面に適合する特殊設計を採用している。

特筆すべき点は、IP66相当の防水・防塵性能を備えていることだ。


この性能により、粉塵や埃の多い環境はもちろん、強い水流にも耐性があるため、建設現場や土木工事、プラント施設、屋外点検作業など、悪天候下を含む過酷な屋外環境でも安定した運用が可能となっている。

電池寿命に関しても工夫がなされており、省電力設計によりCR2032ボタン電池1個で最大2年間の連続稼働を実現している。

これにより、頻繁なバッテリー交換の必要がなく、ヘルメットを常時装着する作業員が多い現場でも、メンテナンス負担を大幅に軽減できる。

「MAMORIO Pro Helmet Beacon」は、MAMORIOアプリとiBeacon規格に対応しており、スマートフォンや専用受信機と連携することで、作業員のリアルタイム位置管理を実現する。

この機能により、屋内外の作業エリアごとの位置情報を自動記録し、異常発生時にはアラート通知で迅速な対応が可能になるなど、近接検知技術を活用した多彩なソリューションが実現可能だ。

大規模な建設現場では、広い敷地内で作業員の安全を確保しながら効率的に業務を進めることが求められる。

このスマートタグをヘルメットに取り付けることで、作業員に負担をかけることなく位置情報をリアルタイムで把握でき、指定された安全ゾーン内で作業しているかを確認できる。

危険区域への誤侵入防止だけでなく、万が一事故が発生した際も、迅速に作業員の居場所を特定し対応することが可能となる。

また、作業員の移動データを分析することで、より効率的な動線を設計し、無駄な移動を減らすことができるため、作業の生産性向上や安全管理の強化にもつながる。