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デジコン編集部 2025.3.11

青木あすなろ建設とコマツが大阪・関西万博で「未来の水中工事」展示を初公開。電動式水中施工ロボットの実物大模型を展示

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  1. 1970年の万博翌年に誕生した水陸両用ブルドーザーの進化系、ICT・自動制御搭載の水中施工ロボットで遠隔操作による建設DXを提案
青木あすなろ建設株式会社とコマツは3月10日、2025年日本国際博覧会協会が開催した未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」パビリオン完成記念式典にて、共同出展する「未来の水中工事」の展示プレイスを初公開した。

1970年の万博翌年に誕生した水陸両用ブルドーザーの進化系、ICT・自動制御搭載の水中施工ロボットで遠隔操作による建設DXを提案


展示プレイスは『誰もが活躍・命や暮らしを守る「未来の水中工事」』をテーマに構成されている。

両社は、自然災害の激甚化・頻発化や少子高齢化による工事の担い手不足といった社会課題の解決を目指し、1970年大阪万博の翌年に誕生した水陸両用ブルドーザーを進化させた水中施工ロボットのコンセプトを提示している。


この「未来の水中工事」は、最新のICT機能と自動制御を備えた電動式の水中施工ロボットを活用し、熟練技術がなくても安全・快適なオフィスから遠隔操縦できるシステムにより、誰もが活躍できる工事現場の実現を目指している。

展示では、水中施工ロボットのコンセプトマシンを精巧に再現した大型模型を中心に、サンドアートやCG映像、実写映像を織り交ぜた3編のショートムービーを通じて水中施工ロボットの活躍する未来像を紹介している。


来場者体験型の仕掛けも用意されており、展示プレイス入口の床に投射された海辺の映像では、訪問者の足跡を水中施工ロボットが追いかけるインタラクティブな演出が行われる。

また、頭上の3Dディスプレイで泳ぐ水中生物がメインスクリーンに飛び込む水中体験など、臨場感あふれる展示内容となっている。

この水中施工ロボットによる技術は、防災・災害復旧の迅速化だけでなく、再生可能エネルギーの施設構築支援や藻場・干潟の造成(ブルーカーボン)など、地球温暖化対策への貢献も視野に入れている。



参考・画像元:青木あすなろ建設株式会社プレスリリースより


WRITTEN by

デジコン編集部

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