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デジコン編集部 2025.2.18

テラドローン、水深2セッキまで計測可能なグリーンレーザドローンを導入。河川・湖沼の3D地形測量に対応

CONTENTS
  1. 濁水域でも高精度な水中地形測量を実現
テラドローンは、高性能グリーンレーザ「YellowScan Navigator」を導入し、水中地形の3次元測量サービスを開始すると発表した。



濁水域でも高精度な水中地形測量を実現


従来の水中測量では、作業員が直接水域に入るか船を使用する必要があり、安全性と効率性に課題があった。

新システムは、水中でも屈折しながら光が届くグリーンレーザの特性を活かし、従来の1~1.2セッキから2セッキまでの水深計測を可能にした。


反射波を最大10回まで取得できる機能により、泥や微粒子の多い濁水域でも安定したデータ収集が可能となっている。

河川上の木の枝など障害物がある環境下でも測量精度が向上し、これまで困難だった場所での地形データ取得を実現した。

公共入札データの分析によると、グリーンレーザを活用した測量案件は2022年度から2023年度にかけて約3.4倍に増加している。

同社は本システムを活用し、防災・インフラ整備・環境調査など、水域の詳細な地形データが必要とされる分野での活用を推進する方針である。




参考・画像元:Terra Drone株式会社プレスリリースより
WRITTEN by

デジコン編集部

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